『Shirayukihime to 7 Nin no Koibito』to iu 18 kin Otomege Heroin ni Tenseishiteshimatta Ore ga Zenryoku de Oujitachi kara Nigeru Hanashi chapter 50

恋人1、Happy
根元の瘤状のもの→亀頭球と言うものらしい。
犬は雌しか飼った事のない私は、つい最近まで知らない知識でした…。

「男……?」
「ああ」

 神妙な顔で頷く少女に俺は気圧され、たじろいだ。

(えっと……)

 金色(こんじき)に染まりゆく雲と空が混じり合い暮れなずむ夕闇の中で、俺は呆けた様に立ち尽くす。
 深い憂愁を忍ばせた夕焼け色に染まって行く少女を、俺は改めて上から下までマジマジと観察した。
 川に落ちて全身ずぶ濡れの彼女の服は透けており、胸の膨らみや腰のくびれ、女性特有の体のラインから下着の線までくっきりと浮き出ている。

 誰がどう見ても彼女は女の子だ。男のはずがない。

 いや、だってほら、俺、彼女の裸見てるし……って、うわ。思い出したら半勃ちした。って、こんな時に何やってるんだ、俺。

「えっと、女の子……だったと思うけど」

 熱を持ち腫れぼったくなっている頬を指で掻きながら、彼女の体から視線を外す。
 下着どころか胸の突起や、あらぬ部分の割れ目の形まで透けていて目の毒だ。

 俺の葛藤を他所に彼女は神妙な口振りのまま続ける。

「信じられないかもしんねーけど、俺、前世は男でさ。前世の事を思い出したのはつい最近の事なんだけど、思い出してから心は男って言うか、女の体には違和感しかなくて。だからお前達の事も正直対応に困ってるって言うか…」

 彼女が何を言っているのか良く分からないけど、……優しいこの子は、俺の事をどうにかして慰めようとしている様だった。

「でも、あっちが俺の本当の姿なんだよ。君は本当に怖くないの?」
「だからどうしてぽてとが怖いんだよ」

 また一歩、彼女は俺の元へと近付く。

 今すぐここから逃げ出したかった。
 しかし膝が震え、足裏が大地に縫い付けられた様に動かない。

「俺達、小さい頃から友達だっただろ?」

 気が付いた時には彼女は俺の目の前に居て、俺の頬に張付いた髪を剥がしながら優しく微笑んでくれた。 
 身体だけでなく魂をも蕩けさせるような甘美な笑顔に、心が激しく掻き乱される。

「助けてくれてありがとな。今日も、ドライアドの群れに囲まれてヤバかった時も」

 その真摯な瞳に嘘はない……様に見える。――だが、今のその言葉が真実だったとしても、それは永遠ではない。

 彼女が今後心変わりしない保証なんてどこにもないのだ。

「……分かった」

 俺の口から出た声は、いつもよりもワントーン低かった。


―――後で「やっぱり怖い」と言われて突き放されるより、今突き放された方が傷は浅い。


「なら、試してみようか?」

ブワッ!

 獣の姿に戻る俺に彼女は息を飲む。

バリッ!

「ヒル……?」

 濡れた服を力任せに爪で引き裂くと、彼女の大きな瞳が揺れた。


―――どうせ人間なんて俺達よりも早く死んじゃうんだ。


 だからもう、これ以上俺に夢を見せないで。
 お願いだから俺の事なんか嫌いになって、目の前から消え失せろって言ってくれ。
 そうすれば俺は君にも人の世にも未練なんてなくなるから。
 そうしたらまた獣に戻って、一人で森で生きていくから。


****


「ヒル!ちょっ、どこまで行くの!?」

 俺は彼女の体を口に咥えると、川の上に顔を出した岩の上を飛んで渡り川上へと登って行く。
 誰にも邪魔されないであろう場所まで来ると、川の上にある大きな岩の上に彼女を横たえる。

「え、なに……?」

 そのまま力任せに彼女の下着を爪で切り裂いて、人型の時とは比べ物にならない大きさの性器で、慣らしもしていない彼女の秘所を一気に貫いた。

「あぅっ、――……な、なに? い、痛っ、イヤ、いやあああああっ!」

 挿入した瞬間、性器の皮がググッと膣口の方へ、根本の方へと引っ張られ、感きわまって溜息のような物が漏れた。
 人型の時と少々感覚は違えど、生の挿入が気持ち良い事は何ら変わりはない。

「っは、ヒル、…………いた、い、いたい……っ!」

 苦痛に歪む顔に今更ながら罪悪感の様な物が込み上げて来るが、獣の衝動は止まらない。
 嬌声と言うよりは苦鳴と言った方が的確な声を漏らす彼女を無視して、そのまま彼女の狭い膣内(ナカ)に包まれる感触を味わい、本能に身を任せる。

 (おれ)に犯されていると言うのに、今日も変わらず彼女の中は熱かった。
 彼女の中はとても温かくて、ぬるぬるしていて気持ちが良い。
 と思ったら、あれ、もう俺のが出てる。
 この体で交尾をするのは初めてなので良く分からないが、犬科の雄の性器とはこういう造りなのだろうか?
 挿入した時から何かがありえない位だらだらと先っぽから漏れ出している。
 それが彼女の愛液が混ざり合って、ぬるぬるしたヒダと性器が擦れ合う感覚が最高に気持ち良い。気持ち良くて、悦過ぎて、今、ここで死んで良いとさえ思った。

 体が溶けてしまいそうだ。

 このまま二人で溶け合って一つになれたらいいのに。

(むしろこのまま溶けて死んでしまいたい……)

「ッん、な、大きいの、……むり、だって……!」

 苦しそうに彼女がかぶりを振る。
 人型の時よりもモノが大きいからだろう、こちらもとてもキツイ。いつもの様に全てが彼女の中に収まりきらない。

 彼女は今にも泣き出しそうな顔をしていたが、何だか俺も無性に泣きたい気分だった。 

 彼女の中が熱いせいか川で体が冷えたせいか、彼女の中に収まり切らない根元の部分が妙に冷たく感じる。
 彼女の中に入れて貰えない部分が冷たくて、なんだかそれがとても寂しく感じて、いつもの様に俺の全てを彼女に受け入れて貰いたくて、少しでも彼女の中に入ろうと、そのぬるぬるした物を潤滑油にして腰を押し進めて行く。

ずりゅっ、
にゅち……ギュププ…プ…、

「ッひぃ…あ!……ばか、ばかぁ……っ! 深、ふかすぎ、る……っ!!」

 自身の熱を強引に根元まで押し込むと、彼女はボロボロと涙を零しながら喉を仰け反らせた。
 か細い四肢がビクビク跳ね、中の収縮が激しくなるのを感じ、彼女が一度達した事を知る。
 絶頂に打ち震える彼女の体を休ませる事なく、ガツガツ穿ち攻め続けた。

 彼女に溺れていた。

 彼女がやだやだとかぶりを振る度、濡れた髪からその雫が弾け飛ぶ。
 夕焼け色に染まったのは彼女だけでなかった。彼女から分離した水滴までもが茜色にたなびき光り輝く。
 その情景は、浅ましい獣欲を彼女にぶつけている最中であると言う事を忘れてしまう程美しい。
 こんなにも美しい彼女を独り占め出来るなんて、初めて会ったあの日以来だ。

 でも、嬉しくない。
 全然、嬉しくない。

―――悲しいのは、これが彼女との最後の交わりだとどこかで理解しているからだろう。

「っは、はあ、ヒル、…………も、むり、だ……よぉっ!!」

(こっちの姿に戻るとヤリ難いな……)

 何度達しても終わらない責め苦から逃げようともがく彼女に、一瞬人型に戻るべきかと考えた。
 前足で彼女の肩を押さえればいいのだろうが、そんな事をしたら爪で彼女の柔肌を引き裂いてしまうだろう。
 身を捩り逃げようとする彼女の体勢が後向きになった時、これ幸いと後から彼女を貫くと、甘い悲鳴が上がる。

「っひぁ、う、あ、ああ……ッふあ、あ、やああっ!」

(あ、バックのがヤリやすい)

 俺は後から彼女の上に覆いかぶさると、石の上に手を付いた彼女の肩を逃げられない様に前足の脇の下に挟む。

 正に獣の交尾と言った動物じみた体位だった。

「っん、あ!やあっあああ、ひ、る! はげし……っ!」

 体位が落ち着いてしまえば、あとは本能に促されるまま腰を衝き出し、狂った様に彼女を犯し尽くすだけだった。
 人型よりもこちらの体の方が脚腰の筋肉が発達しているせいか、抽挿の激しさが普段の比ではない。
 その激しい動きに彼女も感じている様だったが、こちらもいつもよりも早く終わってしまいそうだ。
 しかし手が使えないと言うのは想像以上にヤリ難く、何度かモノが抜けてしまった。
 抜けてもすかさず狙いを定め、奥まで一気に挿しこむと彼女は涙を零しながらよがった。
 岩の上でギュッと握りしめた彼女の白い両の拳が震えている。

「い、イク!だめ、い、イク!!いやぁぁぁっ!!」

 その言葉に、俺の陰茎の根元付近が脹らみ始めた。
 本能に衝き動かされるまま、その根元に出来た(こぶ)の様なものも彼女の中に押し込んだ瞬間、俺も果てた。



「はあ、はあ、……はあ、は、ぁ」

 気がついた時、俺は人型に戻っていた。

 じわりと彼女の中で溢れかえる自身の精の生温かさに我に返る。
 人型の時の射精時とは比べ物にならない精液の量に唖然とした。まるで失禁でもしてしまった様な感覚に陥り、気恥ずかしさが込み上げて来る。

「あ…れ……?」

 興奮のあまり気付いていなかったが、いつの間にか正常位に戻っており、ぐったりとした彼女の姿が目に飛び込んで来た。
 途中で理性が吹っ飛んでしまった様で、最後の方の記憶はない。
 少し爪で引っかいてしまったらしく、彼女の肩に出来ている切り傷に唖然とした。

(俺、なんて事を……、)

「ごめ、ん……」

 下から伸ばされた手が、ふいに俺の頬に伸びる。

「気が済んだか?」

 目元を指で拭われて、俺は自分が泣いていた事に今更ながら気付く。

(俺、泣いてたんだ)

「本当にどうしようもない奴」

 俺の涙を指で拭いながら彼女は苦笑を浮かべた。

(なん、で……?)

 なんでこの子は怒らないんだろう。
 人でもないケダモノに、バケモノに無理矢理犯されたと言うのに。

「スノーホワイト、…怒らないの? 俺の事、怒らないの?」
「はあ?お前等が勝手に盛って俺を押し倒すのなんていつもの事だろ。今更そんな事でいちいちキレてられっかよ」
「…………。」

 言われて見ればそうかもしれない。

 悪いのは俺のはずなのに、何故か彼女の方が申し訳のなさそうな顔をしていた。
 彼女は俺の髪の毛の先をくるくると指に巻いて遊びながら、居心地の悪そうな顔で続ける。

「お前こそいいの?大好きなお姫様の中身が俺みたいなキモオタで。これが俺の素なんだけど」
「キモオタってなに?」
「ああ、そうか通じないか……あー、こっちの世界では何って言うんだろ?キモ…キモ……うーん、」

(良く分からないけど……、)

 腕組みし真剣に考え出す彼女の腕を解き、その細い両手首を岩の上に貼り付ける様にして組み伏せる。
 あらわになって揺れる乳房に、また下肢に血液が集中して行くのを感じながらジッと彼女の瞳を見つめた。

「君は君だ、君でしかない。――君は腹を空かせていた子犬にパンを与えてくれたとっても優しい女の子だ。寒さに震えていた俺に温もりを教えてくれた、帰る場所のなかった俺に居場所を与えてくれた、とっても優しいお姫様」

「ヒル…」

 そのまま唇を奪うと彼女の唇は氷の様に冷たかった。
 寒さで青ざめた肌を掻き抱きながら、血の気の引いた唇に熱を分け与える様に何度も口付ける。
 彼女はしばらく子供の様に目を大きく開いたまま固まっていた。
 唇を重ねる毎に彼女の強張った表情は解けて行き、彼女の長い睫が安堵した様にそっと伏せられるのを見て、俺は今の今まで押さえて来た独占欲が胸に込み上げて来るのを感じた。

「ねえ、スノーホワイト。本当に俺を受け入れてくれるんなら、このまま俺の子を産んで?」
「えっ?」
「俺、君が欲しい。君の全てが欲しい」

 彼女の中に挿し込んだままの熱で、彼女の弱い奥の部分をググッと押すとスノーホワイトの吐息が色めき立つ。
 人型に戻ったとは言ってもまだ交尾は終了していない。
 そのせいか獣型の性器は慣れ親しんだ人型の性器の形に戻っておらず、ペニスの根元で膨らんだ(こぶ)の様な物も膨らんだままで、未だに俺の分身は彼女の中で脈打ち、精を吐き続けていた。
 この射精がひたすら続く感覚、病み付きになりそうだ。
 なんとなく本能で判るのだが、この瘤の様な物は精を全て吐き出さない限り収まる事はないだろう。そしてこれが収まらない限り、俺の物は彼女から抜けそうにない。
 そして俺もしばらくこのままじっとしていたい。そうすれば避妊薬なんて野暮な物の効果も消え失せて、彼女が俺の子を孕んでくれそうな気すらする。

「ね、駄目?」

 奥の柔壁に己の先端を擦りつけ、恐らく子宮口であろう場所にびゅくびゅく精を放ち、自身の精を奥へ奥へと押し込みながら、快楽の色に染まりつつある少女の瞳を覗き込む。
 彼女の中で膨らんだ俺の根元のアレが気持ち良いのか、それとも人の男が射精する時よりも激しく吐精されて子宮が精液で満たされて行く感覚が良いのか、スノーホワイトの瞳がとろんとしている。

「今のがそんなに良かったんなら、毎晩あっちの姿で抱いてあげるから」

 耳元で囁くと、彼女の体がビクンと跳ねた。
 同時に彼女の膣中(なか)に埋めこんだままの抜身の肉がギュッと締め付けられ、口元に笑みが浮かぶ。

 獣の方の自分も受け入れてくれた。

 そればかりか、こんなにも感じてくれた彼女が愛おしくて愛おしくて仕方がない。――…もう、俺だけの物にしたい。彼女の全てを独占したい。
 愛おしくて愛おしくて、もう体中から無限に溢れる「大好き」が止められない。
 ぽてとの頃彼女に良くしていたみたいに、大好きなお姫様の鼻先に自分の鼻を擦りつけながら「だから俺とケッコンしよ?」と微笑んだ瞬間、彼女はハッと目を見開いた。

「いや!それは無理!」
「えっ?」

 我に返った様にガバッと上体を起こしながら叫ぶ彼女に、俺はしゅんと項垂れる。

「……やっぱり俺なんか気持ち悪い?」
「そうじゃなくて!俺はまだこの世界で女として生きて行く覚悟も、この世界の男の子供を産む覚悟もできてないの!!」

・・・・・・。

 その後、彼女は自分は前世を覚えている事、前世は男でキモオタ?と言う異形の生物だったと言う事を改めて話しはじめた。
 いつか元の世界に帰りたいとも言っていた。
 どうやらさっきの言葉は、咄嗟に口から出て来たデマカセや俺への慰めの類ではなく本気の様だ。

(元の世界に帰りたい、か……)

 彼女のその言葉になんだかとても寂しい気持ちになる。

「スノー……いや、アキラ?」
「スノーホワイトでいいよ。お前に今更そっちの名前で呼ばれても違和感パねぇし」
「じゃあスノーホワイト。君はこの世界が嫌い?」
「いや、それはない。ある意味ずっと昔から憧れてた剣と魔法のファンタジーの世界だし」
「もしかしてスノーホワイトの世界には剣と魔法はなかったの?」
「剣はあると言えばあったけど魔法はなかったな。その代わり科学が発達した世界だった」
「かがく?」

 俺の背中の向こう、どこか遠くの空を見つめながら違う世界の事を懐かしそうに話す彼女の姿に胸が苦しくなるが、それでも俺の愚息は未だに彼女の中で精を吐き出し続けている。

(それにしてもいつまで出るんだろう、これ…)

 以前街で犬の交尾を見た事があるのだが、事後、数十分は有に結合したままだった。
 恐らくだが、犬の雄も射精時に陰茎の根元がこの様に膨らむのだろう。
 そしてそれは射精が終わるまで膨らんだままで、しばらく雌の体の中から抜けない様な仕組みになっているのだろう。そうする事により子種が漏れない様にしばらく雌の性器に蓋をして、受精率を高める為に進化した子孫を残す生物の戦略的な何か。

(これ、俺のも犬と同じく、二、三十分止まらないのかもしれない…。)

 いや、とっても気持ち良いんだけどさ…、でも今話してるのって、射精しながら話す様な内容じゃない気がするんだよね…。

 俺の愚息がまた彼女の中でビクンと脈動する。
 彼女には俺が今、またしても吐精した事はバレバレの様な気もしたが、俺は顔だけは真面目な顔を作って言う。

「じゃあこの世界で俺達とずっと一緒に暮らそうよ。俺、君と一緒に居たいんだ。ずっと一緒がいい」
「最近それも良い様な気もするんだけど、……お袋が心配なんだ」
「お母さん?」
「ああ、うち母子家庭でさ、お袋は女手一つで俺達を頑張って育ててくれて。俺、アキって名前の双子の姉ちゃんがいたんだけど、あいつもどこか抜けてるからやっぱり心配なんだよなぁ」

 ジクリと胸が痛むのは、俺が捨て去ったあの人に対する苦い感情か。

「俺、やっぱ死んだのかな。実はその辺りの事、良く覚えてないんだよなぁ…」

「最初は夢だと思ってたんだけど、この夢、なかなか覚めないんだよ」と言って自分の頬を抓る彼女の肩口の傷に舌を這わせながら、俺はしばらく黙ったまま彼女の前世の話を聞いていた。

「ねえ、スノーホワイト。もしもいつか君が向こうの世界に帰る時が来たら、俺も着いて行っていい?」

「着いて来られても、……俺、その時はこの姿じゃなくて男かもしんねーぞ。しかもマジでキモオタだぞ。本当にいいのかよ」

 俺を見上げる彼女の目は驚愕で満ちている。
 こんなにも近くにいるのに、彼女が今にも消えてしまいそうで怖かった。
 俺は彼女の手をギュッと握り締める。

「いいよ、君は俺が化物でも構わないって言ってくれた人だもん。俺も君がどんな姿をしていたって構わない。君が男でも女でもそんなの大した問題じゃないよ」

 俺の言葉に彼女の瞳は戸惑いで揺れる。
 赤く染まった頬のまま、彼女はぎこちなく俺から視線を外した。

「…………いや、でもそれ、お前構わなくても俺が構うわ。…BLはちょっと」
「びーえるってなに?」
「……ああ、うん、お前は一生知らなくて良い言葉だ」
「良く分からないけど、……ね、もっかいしよ?」
「こら!お前盛りすぎ!!」
「スノーホワイト、大好き!!」
「ちょっと待て!!俺男なんだけど!!本当にいいの!?」
「うん!!俺、がんばるっ!!」
「いや、頑張られても、え、ちょっと、あっ! や、め……!」

 幸せで、幸せで、幸せで、幸せで、毎日が楽しくて、俺は馬鹿みたいに浮かれていた。

 その時から、――いや、それ以前からずっと。
 いつか別れの日が来る予感は、確かにあったのに。

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Siti Dara

Hi. I’m Designer of Blog Magic. I’m CEO/Founder of ThemeXpose. I’m Creative Art Director, Web Designer, UI/UX Designer, Interaction Designer, Industrial Designer, Web Developer, Business Enthusiast, StartUp Enthusiast, Speaker, Writer and Photographer. Inspired to make things looks better.

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