3・再会して即俺を巡り決闘と言う謎展開になっている件。
―――あの後。
俺達は軽い自己紹介を済ませた。
「俺はルーカス・セレスティン、この王子様のお付きの騎士です。どうぞ以後お見知りおきを」
跪いた騎士に手の甲に口付けられ、俺は軽いカルチャーショックを受けた。
(大国の騎士はやっぱり違うんだなぁ…。)
リンゲインくらいの小国になると有事の際は農夫達が借り出されるのが関の山で、騎士団なんてあってない様なものだ。
一応自警団的な物はあったが、あれは前世で言うなれば田舎にありがちな青年団や消防団に近い。
って、それを言ったらヒルデベルトもこの男と同じはずなんだが。……まあ、あいつはリゲルの騎士でもアレな部類の男なのだろう。
次は俺が名乗ろうと思ったその時の事だ。
「雪の様に白い肌、真紅の薔薇よりも紅く色付いた唇、歌を歌えば鳥達が囀るのを忘れ聞き惚れてしまうと言う美しい声。神に最も愛されし一族と、その縁 である高貴の者にしか出ないと言われている、西の大陸では稀少な黒髪 。――…まさか、リンゲインの深窓の姫君、白雪姫 ……?」
「……え?」
(深窓の姫君?……外の国ではそういう事になってたんか?)
ふむふむと納得する俺の顔を凝視するエミリオ王子の顔は、何故か少し青ざめている。
「私の事ご存知だったのですか?」
「知ってるも何も…、」
そこまで言うと王子様は口を噤み、――……またツンツンにお戻りにならせられた。
(一体俺が何をしたっつーんだ……。)
この王子様、なんだかいつもプンスカ怒ってるし、俺、苦手かもしれない…。
(って、ああ、そっか。エミリオ王子がGrumpyなのか)
納得した。
「ふぁ、ねみー…」
ハッと欠伸を噛み殺すチャラ男騎士を振り返る。
(で、こっちSleepyか)
ああ、そうだそうだ。
ルーカスは確かお昼寝イベントがある、やたら寝てる男だった。
なんだか暇だったので、姉が居間でこいつを攻略している時に一緒に見ていたから良く覚えてるんだ。
イベントスチルも確か木陰の下で白雪姫と一緒に昼寝してる奴だった。
「で、今アミール達はどこにいるんだ?」
「案内してくんないかな?アミール王子に地図を貰ったんだけど、これ、ちょーっとばかし解り難くてさ」
ルーカスから手渡された地図を見た俺の目が半眼になった。
(これは酷い…。)
城、森、矢印の3つしか描かれていないシンプル過ぎるその地図に、俺はむしろこの二人がこの森まで辿り着けた事に驚いた。
「これは……アミー様が描かれたのですか?」
「嘆かわしい事に、あいつは昔から芸術の才能がないんだ」
(いや、弟君、これは芸術の才能以前の問題だろう…。)
最初からアミール達がこの森にいると聞いていたのか、はたまた城と森の位置関係で地図上の森がミュルクヴィズ森だと見当をつけて、ここまでやって来たのかは判らないが、ここから先はこの地図だけでは流石に厳しいだろう。
なんたって、この不親切な地図には森の上を適当に指す矢印が1本あるだけなのだから。
この情報だけでこのだだっ広い森の中にある、あの小さな小屋を一体どうやれば見つけられるのか。
(まあ、助けて貰ったし仕方ないか…)
―――そしてシナリオ通りに、俺はこの二人を森の奥の小屋に案内する事になる。
アミール王子達もいつまで経っても帰宅しないスノーホワイトに異変を感じたらしく、俺の事を探し回っていたらしい。
それから小屋に向かう途中で、俺達はすぐに合流した。
「探したよ!大丈夫だったのか!!」
「ったく、本当に世話の焼ける娘だ」
「スノーホワイト!スノーホワイト!俺、俺、もうどうしたら良いのか判らなくて!!」
「一体何があったの!?怪我はない!?大丈夫!?」
「姫様……、ご無事で何よりです」
恋人達に揉みくちゃにあれ「ああ、俺愛されてんなぁ」とつくづく実感する。
こいつらの性別が女だったら、どれだけ幸せだっただろうとしみじみ考えた。
(でも…別にこいつらが男でも、悪くはないのかな……?)
―――前世も今世も、俺は今まで誰かにこんなにも愛された事なんてない。
誰かに愛されると言う事は、こんなにも心が満たされるものなのか。
涙ながらに自分の無事を喜ぶ恋人達の姿に、何故か頬の筋肉が緩んだ。
「皆……ありがとう」
次の瞬間、その場にいる男全員の顔から火が噴いた。
(あ、忘れてた。スノーホワイトちゃんが超絶美少女って事…)
にしても物凄い破壊力だ。
何人か鼻血どころか吐血までしてるんだけど、なんだこれ。
いや、スノーホワイトが美少女なのは歴然たる事実なのだが、お前等そのリアクションは大袈裟過ぎるだろ。いや、マジで。
ガバッ!!
「スノーホワイト!可愛い!今の最高に可愛かった!もう一回その顔して!!」
「ヒル…?」
「こら、抜け駆け禁止って約束だろ!!」
「だってエルも今の見ただろ!?もう!もう!可愛いすぎっっ!!」
「まったく本当にヒルは馬鹿なんだから。スノーホワイトは今、僕に微笑みかけてくれたんだよ、ねえ、そうだよね?」
「え…あ……」
スノーホワイトに抱きついたヒルデベルトをエルヴァミトーレが引っぺがしながら、強制力のある笑顔で俺に同意を求める。
「まったく。……本当にお気楽な坊や達だ」
「そうだよねえ、イルミ。姫 が私に微笑みかけたのは火を見るよりも明らかなのに」
「アミー様も言いますか……」
「ん?だって事実だろう?」
「…………。」
「姫様、なんて愛らしい…」
そしてこちらの大人 組も、鼻血をハンカチで拭きながら脳が沸いてるとしか思えない事をほざいている。
「本当にすみません、心配をおかけてしてしまったようで。実はお洗濯をしていた所を盗賊達に浚われたのですが、この通り、怪我はありません。この方々が助けてくださったんです」
恋人達は今の今まで、スノーホワイトしか目に入っていなかったらしい。
俺が紹介した背後の2人の男の存在に、一瞬だけ辺りを取り巻く空気が張り詰めた。
「……エミリオ、久しぶり」
一歩前に出て、一番最初に口を開いたのはアミール王子だった。
「……ああ」
「父上は元気かい?」
「……元気じゃないのか、そんなの僕が知る訳ないだろう」
兄と目を合わせる事もなく返答するエミリオ王子の顔は何故か暗い。
そんな弟の様子にアミールとイルミナートが目配せしあった後、長い三つ編みの毛先を弄って遊んでいたルーカスの方に視線を投げる。
「ん? ここで話して大丈夫なんスか?」
二人の視線に気付いたらしいチャラ男騎士の視線は、俺とメルヒの方に向けられる。
「メルヒ、私達は席をはずしましょうか」
「はい」
気を利かせてメルヒを連れその場を退散しようとする俺を掴んで、アミール王子は引きとめた。
「いや、聞かせて何の問題もない。彼女は私の妃になる人間だから」
「……へ?」
思わず言葉を失った俺の肩を抱きながら、アミール王子はにこやかに告げる。
「エミリオ、紹介するよ。こちらスノーホワイト・エカラット・レネット・カルマン・レーヴル・ド=ロードルトリンゲイン。エミリオも知っているだろう?私の第一婚約者で、リンゲイン独立共和国の第一王女だ。こちらはメルヒ殿、彼女の従僕だそうだ」
アミール王子の問題発言に、またしても場の空気が凍りつく。
―――って、ちょっと待て。
今この王子様は聞き捨てならない事を言った。
「だっ第一婚約者……?」
開いた口が塞がらない。
話についていけず、口を酸欠の金魚の様にパクパクさせる俺に彼は言う。
「ああ、そうか。新しいお義母上から情報を制限されていたあなたは、何も知らなくてもおかしくないね。リゲルブルクとリンゲインは友好国の証に、どの時代も王子か姫を最低一人、互いの王家に嫁がせると言う風習が昔からあったんだ」
「そうだったのですね……」
亡き父と継母が、子供が出来ない事にとても苛立っている理由が今になって解った様な気がした。
「でも、それは少し無理があるのでは?私は第一王女です。そして今の現状、私の他にリンゲインに世継ぎはいません。第一王女の私が、そうそう他国に嫁ぐ訳には……」
「そうだ。だから本当は第ニ王子の僕がお前の所に婿入りする予定だった。……だが僕はお前と初顔合わせの時に逃げたんだ。何故ならばお前に会いたくなかったから」
「えっ?」
苦虫を噛み潰したような表情で言うエミリオ王子を俺は振り返る。
「第ニ王子として産まれたからには、政略結婚は自分の義務である事は承知していた。しかしリンゲインの様な田舎の小国に婿入りするなんて僕のプライドが許さなかった。国内の有閑貴族の娘が第一婚約者である第三、第四王子の扱いの方が遥かにマシだと思った。義母の僕に対する不当な処遇を認めてはなるものかと思った」
「…………。」
ふて腐れた顔で言うエミリオ王子を、アミール王子が咎める。
「リンゲインの姫君に対して失礼だろう、エミリオ」
「い、いえ。うちが田舎なのも小国なのも事実なので」
弟を嗜めるアミール王子に慌てて手を振る。
事実、リンゲインはリゲルブルクの王都の外れにある一領土くらいの大きさしかない小国だ。
彼は「口の悪い弟でごめんね」と言って弟の頭を無理やりこちらに向かって下げさせた。
「本当は第二王子として正統な扱いではあったんだけど、うちにも新しい義母上が来てゴタゴタしていた時期だったからね、エミリオはそんな風に勘違いしちゃったみたいで」
「……あの状況でフロリアナの罠だと思わない方がおかしい」
弟と違って兄の方はあまり身内の恥を外部に晒したくはないのだろう。
ごほんと咳払いをして話を戻す。
「それで私が急遽、エミリオの代わりに貴女に会う事になったんだ。初めて貴女に会ったあの日の事を私はとても良く覚えているよ。花畑で咲き乱れる美しい花々に私は産まれて初めて同情した。何故ならば今日はどの花よりも可憐な花が咲いている。貴女がいる限り、他の花達は貴女の引き立て役にしかならない。あの時、私は一目で貴女に恋に落ちたんだ」
「…………。」
「エミリオがいらないなんてもったいない事を言うから、私におくれと父上に必死に頼み込んでね、それで貴女は私の第一婚約者となった」
「…………。」
驚愕の事実に、俺は呆けたまま立ち尽くす。
「だから貴女のお父上も新しい妃を迎えてくれたのだけれど、まさかこんな事になっていたなんて……」
そこまで言うと、アミール王子はやるせなさそうに息を吐いて、まるでキスでもする様にスノーホワイトの頬を手の平で優しく包み込んだ。
「こんな可愛いお姫様が私の妃になってくれるだなんて、嬉しくて嬉しくて。私はあれから毎日貴女の事ばかり考えていたんだよ?私は貴女の事を忘れた事など片時もなかった。会いたいと何度も手紙を送ったし、毎年誕生日にはプレゼントも贈っていたんだ。……残念な事に、貴女の手元には届いてはいなかった様だけど」
切なそうに瞳を細めながら、アミール王子は俺の額にコツンと自分の額を合わせる。
(知らなかったぞ、そんなの……。)
「アミー様……ごめんなさい、私、何も知らなくて、」
「貴女は何も悪くないよ。恐らくリディアンネル王妃に全て捨てられていたのだろうから」
「本当に、ごめんなさい…」
「いいよ、キスしてくれたら許してあげる」
「えっ?キス、……今、ここでですか?」
「ああ、ここで」
人差し指で唇をなぞられ、ううっと呻く俺の背中にはさっきからつららの様に冷たい視線がグザグザと突き刺さっている。
「ん、どうしたの、キスしてくれないの?」
「あ、えっと、え、えっと……」
「ふふ、もしかして恥ずかしくて出来ないのかな? なら私からしてあげようか?」
「いいですいらないです結構です!!」
アミール王子は全く意に介していない様子だが、俺は背後からの冷気に耐えられずにどうしたもんかとただ冷や汗を流した。
凍りついた空気をブチ壊したのは、毎度ながらヒルデベルトだった。
「何言ってるんだよアミー様!スノーホワイトは俺の、俺の!!ね、スノーホワイト、コンヤク……とか良くわかんないけど、俺とケッコンしようよ!俺、ずっと君と一緒にいたいんだ!!」
「ヒ、ヒル……?」
「そりゃ王子より良い生活を送らせてあげるのは難しいかもしれないけど、幸せにするよ!!だから、とりあえず俺とキスしよう?」
「は、はあ!?」
アミール王子を押しのけたヒルデベルトの唇がスノーホワイトの唇に触れるその直前に、それを遮るエルヴァミトーレ。
「アミー様もヒルも抜け駆け禁止!!」
「え、エル……、」
「そもそもスノーホワイトは僕のものだよ。ね、スノーホワイト、君も僕が一番良いよね?」
「え、あ、」
エルヴァミトーレにそう言われ、戸惑う俺の肩を抱き寄せるのは鬼畜本家だ。
「ったく。ようやく毛の生え揃ったお子様達が一体何を馬鹿気た事を言っているのやら。スノーホワイトは私の物だ。ろくな甲斐性も持ち合わせていないお子様達は黙っていなさい」
「イルミ様……?」
イルミナートの言葉にヒルデベルトが憤慨する。
「はあ?俺のどこが子供だって言うんだよ!?」
「そういう所が子供だというのです」
「スノーホワイト、男は若い方が良いと思わない?もう大して伸びしろもない、先の展望も見えている義兄 よりも、将来性があって未来が可能性で満ちている若い僕 の方がずっと魅力的だよね?リゲルに戻ったら僕、君の為に頑張って出世するよ。きっとすぐに義兄さんよりも高給取りになると思う」
「女を知った浮かれ坊やのはしゃぎ具合と言ったら、ああ、見ていて苦笑を禁じえないですねぇ」
バチバチと鬼畜義兄弟の間に火花が散る。
「え、と……?」
3人に迫られるスノーホワイトの背後で、メルヒがぼそりと呟いた。
「いえ、姫様は私のも……いえ、失言でした」
そこまで言いかけてると、メルヒはポッと頬を染めて視線を反らす。
そんな中、白雪姫 と恋人達のやりとりを呆然と眺めていたエミリオ王子がブルブルと震え出した。
「お、お前達は一体何を言っている?」
そして顔にやや引き攣った笑みを浮かべながらも、彼は余裕の表情で髪をかきあげる。
「お前達にとても残念な知らせがある。お前達には悪いが、僕はこの女を抱いたんだ。――つまり、彼女は僕の物だ」
エミリオ王子の言葉に恋人達は顔を見合わせた。
「はあ、だから何でしょう?」
「俺もだけど?」
「僕もですが」
「私も、です……」
「ついでに言うなら俺もッス」
後で挙手する部下の足を王子はダン!と踏みつける。
「いって!酷いッスよエミリオ様!!」
珍しく兄の方は真顔で沈黙していた。
「いいだろう。――お前達、この女を懸けて僕と勝負しろ!!」
スラリと抜刀するエミリオ王子を見て、彼に踏まれた足を抑えていたチャラ男騎士はニッと笑い抜刀すると、アミール王子に斬りかかる主の後に続いた。
「いいねぇ!ヒルデベルト、久しぶりに俺と一本やろうぜ。いい加減リゲル最強の騎士の座を俺に譲ってくれよ!」
「えっ!?決闘?いいよ!楽しそうだね!!」
散歩の準備をする飼い主を見て飛び跳ねる犬の様な顔で腰の剣を抜き、ルーカスの剣を受けるヒルデベルト。
「つい最近まで童貞だった坊やが笑わせてくれる。お前の様な坊やに男女の何が解ると言うのです?」
「今まで沢山の女性を泣かせて来た義兄さんに、彼女を幸せに出来るとは思えませんけどぉ」
「はあ? 淫水焼けもない、ピンクの可愛らしい坊ちゃんが何か言いましたか?」
「…………殺す」
こちらはこちらで火花どころか、本格的な魔術まで飛び交いはじめた。
「うーん、……エミリオと女性が被っちゃったかぁ」
「だからここで白黒つけると言っている!!アミール、剣を抜け!!」
「これは困ったねぇ、悩ましい問題だ」
「こら!!ちょこまかと……いい加減当たれ!!」
しばし呆然と立ち尽くしていたが、俺は自分の背後に立つ大男を見上げ安堵の息を吐く。
(まともなのが一人いて良かった……。)
「……メルヒは参加しないのですね」
「姫様のご用命とあれば、今すぐ銃の用意を」
「け、結構です…」
俺は慌てて銃に弾丸を詰めだす猟師を止めた。
―――そして、すったもんだの末。
7つの輝く丘の彼方、7色に輝く虹のかかった滝の向こうにある深い深い森の奥で、白雪姫は7人の恋人達と暮らす事になったのです。
この世界の簡単な世界史です。
1・某大天使、墜天。墜ちた場所で殺されそうになっていた少年、ルカ・アドビスを気まぐれに助ける。
2・命の恩人の天使に尽くすルカに癒された大天使が、上の祭具殿から持ち去った神器の一つ、聖十字を授ける。
3・アドビス神聖国建国。
4・ルカが大天使殺害し、彼の持っていた全ての神器を奪う。
5・大天使殺害後、荒れに荒れ、民を虐げる様になったルカを、隣国の王太子エミリオ・カルヴァリオが打つ。
6・アドビス神聖国の国宝(大天使が天界から持ち込んだ神器)の幾つかがカルヴァリオに流れ、カルヴァリオは教皇国を名乗る。
7・敗戦したアドビスはカルヴァリオの属国になり、盾の国となる。
8・リンゲインがカルヴァリオの兵を打ち返し、リンゲイン独立共和国が誕生。
9・妖狐がカルヴァリオに出現し、大虐殺。カルヴァリオ衰退。
10・カルヴァリオの復興の支援を条件にアドビスが神器を幾つか取り返すが、幾つかは既に他国の手に渡り全ては取り返せなかった。
って感じです。
年号もどっかにあったんですが、出てきませんですた。
カルヴァリオに敗戦した時、黒髪蒼目のアドビス王家の血はカルヴァリオに流れます(しかし黒髪蒼目はアドビスの血が薄くなるとほとんと出る事がありません。)
カルヴァリオから独立したリンゲインの姫君、スノーホワイトちゃんの髪の毛が黒なのはその辺りの事情です。
イルミナートさんのお母上はアドビスの結構良いお家から嫁いできているので、そっちの遺伝の様です。
この小説に出て来る黒髪二人の簡単な説明でした。
ちなみにエミリオ王子の名前はカルヴァリオの英雄、エミリオ王子から来ています。
この世界では男児が産まれると、エミリオ、ルカ、を名付けようとする親は多いです。
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