嬉しくねぇよ、両手に男根
2・性的魅力の確認に童貞を誑かしてみる事にする。
ブーン…!
どこかで聞いた事のある虫の羽音にハッとした時には遅かった。
「うわっ!?」
俺の目の前で羽ばたくてんとう虫に良く似たその虫の名は、――…忘れるはずもない、淫蕩虫いんとうむしだ。
ビッチホワイトの痴態に、媚液エサの匂いでも感じ取ったか。
イルミナートが戸棚に置いて行った小瓶の中から抜け出して来たのだろう、小瓶の蓋が開いていた。
一瞬、どうやって抜け出したのだろうかと考えたが愚問であった。
淫蕩虫には良く伸びる触手があるのだ。前世、テレビで瓶の中に閉じ込められたタコがタコ足を使って器用に瓶の蓋を開けて脱出した所を見た事があるし、恐らくあんな感じで瓶の蓋を開けて抜け出した来たのだろう。
淫蕩虫の触手がにゅるりっと伸びてスノーホワイトの華奢な体に襲いかかる。
「きゃあああああ!?」
と反射的に叫びながら、スノーホワイトの女口調から男時代の口調にいきなり戻すのは難しいのかもしれないと思った。
女として生きてきた18年はやはり長い。
にゅるるるるっ!
今回は荒縄ではなく、淫蕩虫の触手に身動きが取れない様に拘束されてしまった。
(くそ、この虫こんな事もできるのか…!!本当にエロゲ向きの虫だな!!)
「っく、……んん!」
そのままスノーホワイトの唾液やら愛液を吸い取った淫蕩虫の触手は、あの時の様に男根に似た形の物に変わって行く。
にゅぷ…にゅぽ、
ぬぷん、……じゅぼじゅぼ…!
「きゃぅ、ッあ!……ふぁ、あああんっ!!」
鏡の中には触手に犯されている美少女が映っていた。
その淫猥な光景と言ったら、前世の俺が見たら泣いて喜ぶ物である。
(あ、そういえば俺、魔法少女になって戦いに負けて触手に犯されるのが夢だったんだ…!!)
魔法少女ではなくプリンセスだがこれはこれでありかもしれない…。
―――よし、今を楽しもう。
「やぁん!……あっ、あ、だめ、いやぁっ!!」
なんて鏡に映った美少女が、触手に犯されるシチュを楽しむのも束の間。
容赦ない触手に前の穴も後の穴も犯されて、何度かイかされた後、ふと俺はある恐ろしい事を思い出した。
確かこれは、最終的に生身の男の物を挿れて中で射精されなければ、どんどん疼きの増して行く物だった。
―――まずい。……と言うか、やばい。
このままではまずい。
あいつらが帰って来たらやばい。
「これも人助けだね、何度だって私が助けてあげるからね姫シュガー」「仕方ないですねぇ、本当にどうしようもないお姫様だ」とかなんとか言われながら、あの二人に前から後からズコバコ犯される未来が脳裏に浮かぶ。
「そっ、それはイヤだ……っ!!」
何度も絶頂を迎えさせられ、快楽の海で溺れながらも危機感は募っていく。
―――触手の出す体液の媚薬効果で、スノーホワイトの体はもう既に男の子種が欲しくて堪らなくなってきている。
それから数分も経たない間に、あの二人でも通りすがりの木こりのオッサンでも何でもいいから、誰でもいいから、さっさとちんぽを突っ込んで欲しいと言う状態になってしまった。
しかし、不幸か幸いかここには男は居ない。
この森の奥の小屋から街まで馬を走らせ片道2時間はかかると言う。
買い物の時間も含めて、あの二人が帰って来るまでの時間はどんなに軽く見積もっても5時間はかかる。
軽く魔法の結界を張ってあるので、一般人が入って来る事はまずないと王子も言っていた。……となると、最後の希望の通りすがりの木こりのオッサンも無理である。
(5時間これに耐えろって事か…!?)
「そんな……む、むりィっ!!」
触手もどうすればこの体が感じて蜜を出すのか判ってきたらしく、わざとスノーホワイトの腰を持ち上げては、男根型の触手が出入りする様を見せ付ける。
「きゃっ、あっああああん!!」
その時、淫蕩虫の胴体から小さなお椀の様なものが先っぽに付いた触手が2本上がって来た。
今までにない形だ。
―――しかし、この形の触手を俺は知っていた。
何故かと言うと、前世、エロゲで何度も見た事があるからだ。これは主にちんぽやら乳首やらクリトリスやらの吸引専門の触手だった。
その触手は当然の様にスノーホワイトの乳首にすっぽりと吸い付き、吸引し始めた。
「ひっいあ、やぁっ、……いやぁ…んっ!」
透明なその触手の中で、勃起した乳首が伸ばされ、中に新しく生まれ出た筆の様な細い触手で先端を擽られているのが見えた。
(し、進化してる…!?)
それよりも気持ち良すぎる…。
どうしよう、本当に気が狂う……!!
―――その時、
ガチャ、
「ただいまー。王子ー、イルミー、エルー、いないのー?」
表のドアが開く音と共に、間の抜けた男の声がした。
「助けて…!!」
「ん?」
部屋の外に向かって何度も助けを呼ぶと、声の主はすぐに部屋に駆けつけて来てくれた。
「って、うわあ、なんだこれ!?」
寝室のドアを開けて、声の主の男は叫んだ。
彼が驚くのも無理はない。
寝室にはベッドの柵に首輪で繋がれた全裸の美少女がいるのだ。
しかもその美少女の陰核にはてんとう虫ならぬ淫蕩虫が張り付いており、その妖しい触手により手足は拘束され、穴と言う穴を犯されている最中で。
・・・・・・・・。
って考えると、コイツもつくづくラッキーだな…。
と言うかこのゲームの攻略キャラ達は皆、どれだけツイてるんだよ……?
ある日学校から家に帰ってきたら自分のベッドの上に全裸の美少女がいて「どうかあなたの性器を私の中に入れて、中出しして助けてください」とか乞われる奇跡が発生したら、俺、泣いて喜んだぞ!!
「た、助けてください!!」
涙ながらに助けを求めつつも、気分は施してやる女神の物であった。
開け放ったドアの元、真っ赤な顔で立ち尽くすその男はちゃっかり王子や鬼畜眼鏡より少々年下に見える。
恐らく18、9と言った所だろうか?
赤味がかかったブラウンの髪に同色の瞳、青いマントに銀色の甲冑。腰に下げた剣。格好からして騎士だろう。
(このタイミングで騎士って事は、……ワンコ騎士か…!)
名前は確かヒルデベルト。
姉情報によると、確かいつも「腹減った」と言っていてスノーホワイトが食事を作っているとつまみ食いに来るキャラクターだったと記憶している。
厨房に来た時に飯さえやれば割と簡単に落とせるキャラだったはずだ。
(って事は、これからイベントが発生しても飯をやりさえしなければこの男のフラグは立たないんだな…)
淫蕩虫にあんあん喘がされながらも、冷静にそう考える。
「助けてって、…………えっと、斬ればいいのかな…!?」
スチャ!
ワンコ騎士らしい男は勇ましく抜刀する。
「ちょっと待ってて!!今助けてあげるから!!」
(なるほど、確かにその手もあったか)
抜刀する騎士を見て今更ながら「確かに精液ザーメンブッかけなくても、普通に淫蕩虫殺せば良かったんじゃね?」と思い、すぐにその考えに至った男に関心した。
いや、でも殺したら可愛い女の子と会った時に使えないしな…。
殺すのはもったいないな…。
ほら、殺生ってあんま良くないと思わない? 俺、優しいし?
ジュッ!!
男の剣が淫蕩虫の触手を裂く。
―――しかし、
にゅるるるるっ!!
斬られた傍から淫蕩虫の触手は再生して行く。
「え、何だこれ……!!このっこの!!」
騎士はそれから何度も淫蕩虫の触手を切ってくれたが、乙女ゲーのお約束とでも言うのだろうか。エロを絡ませずにこのイベントを終了するのはどうやら厳しいらしい。
(やっぱり無理か…)
仕方ない。
「騎士様、この虫は私のここに貼りついている本体に精液をかけると弱まるのです、お願いです、どうか助けてください!!」
「えっええええええっ!?」
一歩後に下がり赤面して叫ぶ男の反応に、「そうだよな、これが普通の男の反応だよな…」と内心思う。
(どうしよう。あのラッキースケベに鬼畜眼鏡と連続で来たせいか、まとも過ぎて好印象だ…。)
こいつになら掘られても良いかもしれない。……と言うか、今は心の底からこいつに掘られたい。
「そ、そんな…!!今からここで自慰をしろって事!?そんな、無理だよ!!」
真っ赤になって首を横に振りながら叫ぶ男の反応に、俺の頭の中が真っ白になった。
(どうしよう、まともだ……。)
待ってくれ。
このゲームに出て来る男ヒーローは皆アレじゃなかったのか。
まともな男も出てきたのか。もしかしてあの二人がアレだっただけなのか。
この世界で、ヒロインスノーホワイトとして生きる希望が芽生えて来てしまった。
―――しかし、いつまでもこのままではいられない。
「これは淫蕩虫と言う拷問時に性具として使われる蟲です!お願いです、催淫効果のある体液を出すこの蟲の触手のせいで、私、辛いんです!どうか助けてくれませんか!?自慰などさせません、私の口でお慰めするので!!」
「う……うう、でも、そんな…、こんなの悪いよ」
真っ赤な顔を手で覆い、なるべくスノーホワイトの裸体を視界に入れない様にしながら言う男の反応はまともだ。しかし淫蕩虫の触手と体液に犯されて、疼きがマックス状態の俺はなんだか段々イライラして来た。
(この童貞が…。俺みたいな美少女が誘ってるんだぞ、さっさとチンポ突っ込めよクソが……!!)
思わず心の声が
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