嬉しくねぇよ、両手に男根
3・恥の多い前世を時には振り返ってみる事にする。
「口でって、そんな……君、素人だろ?玄人女性がする様な真似を、君の様な可愛らしい人にさせる訳には……!!」
赤面して戸惑うワンコ騎士(童貞確定)の言葉に、またしても俺の頭は真っ白になった。
―――そうだったのか畜生!!死ねよ、あのちゃっかり王子と鬼畜眼鏡!!
なんか俺、あの後あの二人にふっつーにフェラさせられてたぞ!!
眼鏡にはフェラどころじゃない、イラマまでさせられてたし!!
(この世界でフェラはプロしかやらない事だったのか……昨日まで処女だった俺スノーホワイトに、よくもちんこ舐めさせやがったな…。)
でもって「ほら、スノーホワイト。私と王子の雄に愉しませて貰った礼をするのです」「私は感謝とかはいらないけど、私がした様に、姫シュガーにも私の事を愛して貰えたら幸せだな」とか言われて、お掃除フェラまでさせられたんだが。あんなんAVの中の出来事だと思ってたが……そうか…、こっちの世界でもあれは普通ではなかったのか……。
帰ってきたら文句の一つでも言ってやる。
内心怒りに打ち震えながらも、俺はスノーホワイトの愛らしい顔に男なら誰もが保護欲を感じずにはいられない表情を浮かべ、そのつぶらな瞳には涙をうるませて目の前の男をジッと見上げた。
「騎士様…!」
「うっ」
ワンコ騎士がうっと呻くのを見て確信する。――…いける。
―――よし。男のツボを心得ている元男の俺と、スノーホワイトの美少女っぷりの連携を試す時が来た。
SNSやネトゲでは、本物の女よりもネカマの方がモテる理論と言う物を皆さんはご存知だろうか?
男が女に言われたい言葉は当然男の方が良く知っているし、世の男性達が夢見る理想の美少女を演じるのも上手い。単に自分が可愛い女の子に会ったら言われたい言葉を言って、理想の美少女を演じれば良いだけなのでこれ程簡単な事もない。
だから顔の判らない、アイコンを適当に選べるネット界に行くと、生身の女はネカマには絶対に敵わない。
実は俺はネカマ歴だけは長かった。
何を隠そう、俺は前世ネカマに騙されて某巨大掲示板にイタイ精子脳・出会い厨として晒された過去があるのだ。
ネカマだとは知らずにその子に送った恥ずかしいメッセージやら勃起ちんこ画像まで晒されて、死ぬ程恥ずかしい思いやら悔しい思いをした。
そして祭りになった…。
ネラー達は母のパート先の牛丼屋まで行ったらしく、俺は泣きながら前世の姉に火消し協力を求めた。
前世姉とそのネットの友人達のお陰でなんとか身バレする事は免れたが、姉はその間、パソコンのキーボードを叩きながら「もうこんな弟嫌だ…」とずっと泣いていた。
俺の前世の実家の最寄り駅の牛丼屋が他にも沢山あった事と、俺がネカマにフルネームを名乗っていなかった事、俺の下の名前が良くある名前と言う事も幸運だった。
―――しかし俺はそれで挫ける様な男ではなかった。
俺はその悔しさをバネにして、強くなった。
いつしか昔の自分の様な童貞達をネットで釣ってからかって遊ぶと言う遊びを覚え、ネトゲでは童貞達にレベル上げを協力させたりアイテムを貢がせたりして、オタサーの姫ならぬネトゲ界の姫をやっていた時期があった。
戦歴を言えば、100戦100勝であった。――…ネット内でなら、俺に落とせない男はいないとまで思っていたくらいだ。
そんな俺が、今は最強美少女アイコン・スノーホワイトを持っているのだ。――…負ける気がしない。
「あっああん!騎士様ぁ、たすけ、てぇ……んっ!!」
これぞとばかりに腰をくねらせ、お股をパッカーンし、淫蕩虫の触手が出入りしている所を見せつけてやる。
にゅぷん、
じゅぶ…じゅぽじゅぽ!!
「イっちゃうの、私、またっ、イっちゃうのーっ!!――……はぁん!いやぁぁっ、つらい、つらい、ん、ですぅっ!!」
「あ…ああ、俺は、ど、どうすれば……?」
童貞には強過ぎる刺激だろう。
真っ赤な顔のまま、あっちへウロウロこっちへウロウロ部屋の中を右往左往する男を更に刺激する様な甘い声で俺は言う。
「だから、どうか、あなたの、精を、私に、くださいっ!!このままでは、わたし、おかしくなって死んでしまいます……っっ!!」
「えっ!?死んじゃうの!?」
真っ赤な顔を一気に青くするワンコ騎士に、そうか、ここを突けば良いのかと俺は悟る。
騎士なんてやっている位だし、まあ、この男も正義感正しい坊やなのだろう。
「そう、です…!このままじゃ、悦すぎて、死んでしまいます!!助けてぇ…っん!あっ!ああっ」
「そ、そっか、……う、うう、そうだね、人助け……人の命には代えられない、よね…?」
躊躇いながらこちらに近寄ってくる男のズボンには既に大きなテントが張っている。
ズボンの上からでも判る。例に漏れず、このワンコも良いモノをもってやがる…。
「早くぅ、騎士さまぁ、ッあん!……た、たすけ、てぇっ!」
元々可愛いらしい声を更に可愛くして、元々可愛らしい顔を快楽で歪め、喘ぎながら助けを求めると男はまた「うっ」と呻いた。
「ここがぁ、ここが、つらいのっ、……はやく、はやく、騎士さまの、たくましいもの、を……!!」
「わ、わかった……!!」
そのままズボンのファスナーをたどたどしい手付きで下ろす男を、俺はあんあん言い、……少し苛々しながら待っていた。
さっさと脱げよコラ。
何手間取ってんだよこの童貞。
「あれ、おかしいな……うぅっ…、ちょっと待っててね!」
(…………世の中の女性達が、童貞を毛嫌いする理由が少し分かった。)
恐らく女達は童貞のこの手際の悪さにイラついたり、この不慣れさを馬鹿にして嗤うのだろう…。
この男、ズボンのベルトを外し、ファスナーを下ろすだけの動作で明らかに30秒以上かかっている。
余裕のある大人の女性ならこんな余裕のない童貞君の初々しい反応も可愛らしいと思えるのかもしれないが、今の俺に余裕などと言う物はない。全くない。可愛らしいとは微塵も思えない。
「きゃぅ、っんん!……あっああん!いやぁん、はやくぅっっ」
なんて可愛らしいおねだりボイスを上げながらも、俺の頭の中では「使えねーなコイツ」「だから童貞は嫌なんだよ」と白けた思考で埋まっていた。
(さっさとしろよ。本当童貞ってうぜぇな、死滅しろよ……。)
……いや、まあ、そういう俺も童貞だったんだけどさ…。
「だ、出したよ…!?」
「童貞死ね」と俺が頭の中で30回くらい唱えた辺りで、ワンコ君の息子はやっと俺の目の前にこんにちはをしてくれた。
「で、では私にご奉仕させてくださいっ!!」
「う、うん……」
戸惑いがちにスノーホワイトの口元に陰茎を持ってきたワンコ君の物をぱくっと咥えた瞬間、彼は自分の真っ赤な顔を押さえて「うわっ」と叫ぶ。
「出そうになったら、言ってくださいね?出そうになったら口から出して、蟲の本体にかけてください」
「んっ……う、うん」
そのまま真っ赤な顔を手の平で隠しながらうーうー言っている童貞君の反応を楽しみながら、彼のちんぽをしゃぶる。
前世自分が弱かった裏筋や亀頭周辺を丹念に舐めてやると、童貞君はびくんびくんと体を震わせて「あっ」とか「ううっ」とか可愛い反応を見せた。
不覚な事に、俺はそんな童貞君の事を可愛いと思ってしまった。……前の二人に可愛気と言う物が一切なかったからかもしれない。
「きもちいい、ですか…?」
「うん、でも、なんか……ごめんね?」
「いいえ、私はあなたに助けて戴いている身ですから」
童貞のちんぽをしゃぶるとか、前世では絶対にありえないと思っていたんだが意外に楽しいな、これ。どうしよう。
俺も慣れて来たのか、それとも淫蕩虫の催淫効果か。
(うわ、すっげー気持ちいい…)
来るべき熱の解放の予感からだろうか。――…男の物をしゃぶっているだけなのに、体の熱はどんどん高まって行く。
雄の匂いに酔い、淫蕩虫にイかされ続けながら、早くちょうだい、早くちょうだいとさっきからずっと心の中で叫んでる。
「もう、イキ、そ……!」
「あっ、やは、く…、」
「うん、」
男の物が口の中で大きく脈動した瞬間、慌てて口を離す。
一層膨らんだソレを、男がスノーホワイトの陰核に貼りついた淫蕩虫の本体に向けて発射した瞬間、俺も同時に達してしまった。
「だ、したよ…!?」
「あああああああああっ!!」
淫蕩虫の上からスノーホワイトの秘所に、だらりと流れ落ちる男の白い物の生温かさまで気持ち良い。
精を受けると淫蕩虫の触手はそのまましゅるしゅると縮んで行く。
その様子を見守りながら俺は荒い呼吸を整えた。
「これ、取ればいいのかな…?」
「はい…」
「ちょっとごめんね」
男はぐったりしているスノーホワイトの陰核から淫蕩虫を恐る恐る外すと、窓の外に逃がしてやった。
なんだか少しだけもったいない。
いや、今度街に行った時でもさ。可愛い女の子のクリトリスに淫蕩虫を貼り付けてレズプレイとか……いや、なんでもないです。
「これで、もう大丈夫なのかな」
「いいえ」
「はああ」と大きく息を吐く男に、スノーホワイトは大きく脚を開いて秘すべき場所を指で広げて見せた。
男の白濁液と淫蕩虫の触手によってどろどろに濡れたスノーホワイトのその小さな穴は、自分でもヒクついているのが良く分かる。
「どうかお次はここに精を放ってください、そうしなければあの蟲の催淫効果のある体液は中
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『Shirayukihime to 7 Nin no Koibito』to iu 18 kin Otomege Heroin ni Tenseishiteshimatta Ore ga Zenryoku de Oujitachi kara Nigeru Hanashi chapter 18
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