4・赤ずきんちゃんは男の娘
我ながらこの章の話タイトルは酷いと思うので、あとで直しまする。
『面白い事を思いついたぞ』
含み笑いしながら言うリーダー格のドライアドの言葉に、俺達はギギギッと顔だけで彼女を振り返る。
―――嫌な予感がした。
『お主もその坊やを虐めてやれ』
ガッ!
「クッ…!」
「エルザさん、大丈夫ですか!?」
蔓で背後に引っ張られて、エルザの体は乱暴に地面へと叩き落される。
後頭部を強か打った様に見えた彼だか彼女を心配して声を上げるが、今、次に案じなければならないのは自分の身であった。
「きゃあああ!?」
大きくM字に脚を開かれた体勢のまま、蔓によって戒められ、固定されたスノーホワイトの体は、またしても上へ上へと引っ張り上げられる。
一体何をされるのかと思えば、ドライアドの蔓はスノーホワイトの体はをエルザの真上にまで持って来た。――…正確には、ドライアド達の鋭い蔓によって切り裂かれ、肌が露出したスカートから覗く、天を目掛けて上へとまっすぐに猛りたつものの上に、だ。
―――まさかとは思ったが。
スノーホワイトの体を戒める蔓の力が抜けて、そして、
ズズズッ…!!
ぐちゅっ、ぬち…、
「ひゃあ!?」
「っん、あ、ああぁっ!!」
俺の体はエルザの熱杭目掛けて一気に落とされた。
まだ幼さを残した淡い色のエルザの陰茎が、スノーホワイトの秘肉の奥に白刃の如く突き刺さる。
(や…ばい、…………やばいわ、これ…。)
「っあ、は、ぁ、……あ、ああああ……、あ…ぁぁ…ぅっあ」
下へ落とされた瞬間、子宮口を未だかつてないほど強く男の肉砲で穿たれ、一瞬で達してしまった。
「はあ……あぁ、あ。………え、あ…?」
訳も判らず、また体を持ち上げられて、体の奥からエルザの熱杭を引きぬかれ、そして――、
にゅぷ…じゅぶじゅぶ、
ジュ…、ギュププ…!!
「きゃん!あんっあぅ!あ、あぁんっ!きゃぅ、……っや、いやぁああんっ!!」
まるで初めて家を訪れた客人を警戒して吼えまくる小型犬の鳴き声の様な、AVでも滅多にお目にかかる事がない激しい嬌声がスノーホワイトの口から零れ出した。
「っ…く、……あ、うっぁ」
下で苦悶の表情を浮かべながら耐えるエルザに、甘い悲鳴を上げ続けながらも俺はふと我に返る。
(これ……まずいだろ…!?)
スノーホワイトの体が間違った場所に落とされ、彼の物の蜜壷に命中せずにズレてしまったら、――…エルザの物がボッキンと折れて陰茎折症になってしまう!
苦楽を共に俺と18年間生きてきた戦友は、もう股の間にぶら下がっていないと言うのに、想像した瞬間、思わずぶるりと身震いしてしまった。
前世、クラスメイトのリア充・下村 の、下 の村のモノが陰茎折症になった話を小耳に挟んだ事があるのだ。
彼女の綾小路さんが奴の腹上で激しく腰を振っていた時、下村の息子がボッキンと折れてしまったらしい。
正直それを聞いた時は「リア充ザマァw」としか思わなかった。
この事を案外知らない女の子も多いらしいのだが、男の陰茎が勃起しているしている時に無理な力を加えてボッキンと折ってしまうと実はかなりヤバイ。
いつもふにゃふにゃしているが、ちんぽと言う物は勃起状態の時は気軽に折り曲げてはならない。
奴等は強いようで、意外に繊細で脆い奴なのだ。壊れ物注意なのである。
勃起時の陰茎を折ってしまえば、陰茎白膜が断裂し組織が損傷する。
疼痛とともにちんぽが変形したり、腫脹したり、血腫が出来たりするらしい。
前世の俺には俺のちんこを触ってくれる様な天使 はいなかったので、全部又聞きだが。
ちなみに折れた状態のまま病院に行かずに放置すると、愛息子が再起不能になってしまったり、最悪、壊死してお亡くなりになってしまう事もあるらしい。
下村の騎乗位好きの彼女・綾小路さんに奴がちんぽを折られ、泌尿器科に行ってちんぽの手術をして来たという話を聞いた時、俺は一人、教室の隅っこでラノベを読むフリをしながら「ザマァwwwザマァwwwwwww」と、内心大爆笑していた。――…そして俺がニヤニヤ笑っている事が下村にバレて、その後下村率いるリア充グループに校舎裏でボコられたのだが、……まあ、それでも当事は「童貞万歳!俺の大勝利!」と思ったものだ。
い、いや、負け惜しみではない。決して。
しかしアイツは兎も角、エルザのちんこがそんな事になってしまったら可哀想だ。
この世界に恐らく泌尿器科は存在しない。
スノーホワイトの母国は魔術がほぼ普及していない。
と言うか、実際魔術が流通しているのはこの大陸でもほんの1、2国だけなのだ。
エルザは魔術が使える様だが、回復魔術の適正があるかは俺は判らないし、折れたちんこが回復魔術でどうにかなるのかなんて事も当然俺には判らない。
そして何よりこの子には何の罪もない。
俺が好きだった綾小路さんと毎日セクロスをしていたあのリア充・下村と、奴の下の村の者はとても罪深い奴だ。奴等には天罰が当たって当然だと思うが、――…エルザには何の罪もないのだ。
もしかしたらエルザも今までの人生、何かしらの罪を犯した事もあるのかもしれないが、――だが、それでもエルザは可愛い。
”可愛い”と言うだけで、俺の中でエルザの罪は完全に帳消しになる。
―――男の娘 と言うこの世界の神秘に、奇跡に、罪などある訳がない。
ちんぽが生えているからこそ男の娘 達は光り輝き、目が眩む様な眩しさを放つ生物なのだ。ちなみにフタナリも同様である。
美少女にちんぽが付いているというそのギャップに、前世の俺の様な上級者の百合豚は、――…休日は金がなくてもアキバを徘徊している様な、アキバに行くとほっとする様な、しばらくアキバに行かなければ焦燥感に駆られ、時に奇声を上げてしまう様な、そんなキモオタはブヒブヒ言うのである。ご理解いただけただろうか?
エルザのちんぽが心配だった。――…心の底から心配だった。
ちんぽはエルザの魅力だ。
この美少女フェイスにちんぽがあるからこそ、俺はエルザたんにハアハア出来る。
―――ちんぽがないエルザなんて魅力が半減どころの話ではない。
俺は彼の息子さんの事が心配で心配で仕方がないのだが、ドライアド達にとってみれば最後に精液さえ奪えれば、エルザのちんぽなどどうでも良いのだろう。
最悪陰嚢を切り裂いて、中から精液を取り出すと言う強硬手段だってある。
ドライアド達は哄笑をあげながら 適当に俺の体を持ち上げては落とし、持ち上げては落としを繰り返す。
じゅぶ、じゅぼじゅぼ…、
にゅぽ、にゅぷぷっ!!
「はあ…っあん、あっあん!!っひ、う…あっ、や、やぁ……んんっ!」
」
「の…ほわ、い……っと……!!」
『ほほほほほ、良い声で鳴くのぅ、この娘は』
『虐め甲斐のある人間達じゃ』
エルザのちんぽを心から心配しつつも。
可愛い男の娘 のちんぽに子宮口を強く抉られ続け、綺麗なお姉様達に口々に言葉攻めをされているこの現状、理性を保つ方が難しかった。
業が深いのはビッチホワイトの敏感な体だけじゃない。
今回は今までのプレイと違う。――中の人である俺の性的嗜好もガッチリと一致している。
下に落とされる度に、自分の最奥を炎の刃で灼かれる様な、その鮮烈な感覚に、もう気が狂いそうだ。
「ふぁ……や、やぁぁっ!あつ、いっ、おなか、あつ、い、……だ、だめぇ……っっ!!」
(やば、い……これ…)
ここ数日スノーホワイトは幾度なく、様々な男根を咥え込んで来た。
色々な体位で、多種多様の角度で男達に最奥を突かれて来たが、この激しさは今までの物の比ではない。
体を持ち上げられてエルザの亀頭ギリギリまで引き抜いた後、スノーホワイトの全体重をかけてその上に落とされているからだろう。
今まで挿れられたどの男根よりも強く、深く、激しく奥を抉られている。
下に落とされ、エルザの熱で子宮口を押上げられる度に目の前が真っ白になって行く。
「はっああ……あ、ぅ、あぁぁ、っん!………あ……はあ、ああぁ…あああ…」
甲高いアンアンと言った喘ぎ声は、気が付いた時には力ない啜泣に変わっていた。
―――その時、
ズブブッ……ずにゅっ!!
「ひ、ひぅ……っ!?」
一層深く奥を穿たれ、白い花火が目の端で弾けた後、体全身の力が抜ける。
ずっとおしっこを我慢した後トイレに行った時の様な開放感に、体が弛緩し、頭がぼーっとする。
一体何が起こったのかと下に目をやれば、蜜壷からは蜜でないサラサラした透明な液体がボタボタと零れていた。
ああ、もしかしてこれが潮を吹いたという現象かのかもしれない。
(これが潮吹き……)
やばい気持ち良い。
気持ちいいけれど、問題は潮を噴いている間もスノーホワイトの体は蔦で上に持ち上げられては落とされてを何度も繰り返していると言う事だ。
ビチャビチャとしばらく止まりそうにない液体が、今まで以上に卑猥な音を奏で出す。
「やめ、やめてえ……きもち、いいの、きもちいいから、やめてぇ……っ」
泣きじゃくりながらドライアド達に懇願するが、彼女達は声高らかに笑うだけだった。
『気持ち良いからやめて欲しいとはおかしな事を言う娘じゃのぅ』
『ほほほ、これは良い。しばらく喰わずに可愛がってやるとするか』
「いやぁ、いや、……そん、っなの、いやぁっっ!!」
首をブンブン横に振りながら咽び泣くスノーホワイトの下のエルザの赤いスカートは、既にビショビショに濡れている。
エルザの下の大地まで濡れていて、エルザの脇に小さな水溜りまで出来ており、羞恥のあまり一瞬思考が停止した。
「っ!……の、ほわい、と…!そんな、キツク、締めないでっ!!」
その時、下のエルザが俺の下で涙目で叫ぶ。
「ごめん、なさっ……で、でも!――……あ……あっああん!や、やぁん、んん……っ!!」
「いた、い、……つらいんだ……っっ!」
言われてスノーホワイトの体が達すれば達する程、エルザの物も強く締め上げられ射精の欲求が高まる事を思い出した。
そしてそんなエルザの物の根元は、未だに蔓によりキツク締められているのだ。
(そ、そうか……イっちゃ駄目なんだわな……)
エルザは今、かなり痛いだろう。
このままでは下手をしたら彼の陰茎が壊死してしまうかもしれない。
―――”陰茎絞扼症”と言う悪夢が俺の中に再現される。
俺は以前から”陰茎の根元を縛られながら、巨乳の淫乱なお姉さんに犯される”と言うシチュをに憧れていた。
何を隠そう、痴女に逆レイプされるのが前世の俺の夢だった。
相手は女淫魔 の時もあれば、ミニスカ眼鏡のエロい家庭教師、欲求不満な主婦(母乳がビュービュー出る)など様々なパターンがあった。
一番のお気に入りはJKの集団にちんぽを縛られ、玩具の様に虐められる美少年(俺)と言うシチュだ。
次は俺が女顔の美少年と言う設定で、スパイとして女子校に潜入したもののすぐにバレて捕まってしまい、生徒会のお姉様達にちんぽを縛られながら「誰に雇われたの?白状しなさい?」と性的にイジメられるパターンである。
考えたら実際してみたくなり、家にある輪ゴムを愛用していた。
次第に輪ゴムでは物足りなくなった俺は、当事好きだった綾小路さんの指輪をこっそりと拝借して来て息子にハメてみたのだが、それがいけなかった。
暗赤色に腫脹 したおのが息子に、俺は思わず悲鳴を上げて姉の部屋に駆け込んだ。
姉は「なんなのコイツ…もうこんな弟嫌だ…」と泣きながらも救急車に電話をしてくれた。
救急病院でリングカッターでリングを切断され、俺の息子は事無きを得たが、綾小路さんの指輪はもう元に戻る事はなかった。
あの指輪は綾小路さんが付き合って1ヶ月記念(笑)に下村にプレゼントされたと言う指輪だと言うのに、……彼女にも俺の息子にも悪い事をしたと思う。
お詫びと言っては何だが、後日、俺が指輪を拝借した事は伏せたまま「彼氏に貰った指輪を無くして落ち込んでいる綾小路さんを慰める」と言う口実で、彼女に指輪をプレゼントしたのだが、何故か俺はまた下村達にボコられるハメとなる。
けっこう奮発したのにな…。
俺の小遣いから3千円も出したんだぞ。
今思い返してもあのビッチ、一体何がそんなに気に喰わなかったんだよ…。
しかも失礼な事に「お前が盗んだんだろ」とか下村達は言いがかりをつけやがるしよ…。
いや、まあ、実際俺が盗んだんだけどさ。
でも盗んだとか言い方悪いよな。ひどい。
オナニーに使ったら次の日ちゃんと返すつもりだったのに。
―――しかしだ。困った。非常に困った。
じゅぼじゅぼっ、
にゅぷ、にゅぷぷっ
イってはいけないと思えば思う程、イクのを我慢しようと思えば思う程体の熱は高まって行く。
「ごめ、エル…ザさ……っん!……また、い、イク……っ!!」
「だ、だめ、待って!――…ぉ、ほわい…っ!!」
下で涙目のエルザに首を振りながら哀願されるが、迫り来る絶頂感は、もう自分では止められない。
じゅぶぶぶぶっ
「あっあああん!!……や…イク、イっちゃ、ぅ、イっちゃう!!ごめ、ごめんっなさ、っい!!」
「ま、待っ……んんっ!――くっ、う、ぅく、あ、ああぁぁああ!?」
スノーホワイトが達すると、収縮する蜜壷の中で熱を解放できないエルザの物が一層膨らみ、彼の口から悲痛な声が上がる。
『ほほほほほ、いいのぅ。真に良い悲鳴で泣いてくれるわ』
『これは面白いの、もっと上から落としてみるかえ?』
エルザの悲鳴に応える様に、ドライアド達はスノーホワイトの体をますます激しく彼の下腹の上で上下させる。
ずりゅ!!
「っん!!あっ!あっああっ、ごめ、ごめん、ま、た……イク……っ!!」
「だ、め、だめ、イかな、いで!!も、つらいっ!!」
エルザの熱杭を完全に引き抜かれ、勢い良く下ろされた瞬間、彼の熱がスノーホワイトの奥の急所にもろに当たって達してしまった。
またしてもスノーホワイトが達してしまった瞬間、エルザは喉を仰け反らせて上擦った声を上げる。
「い、痛い、……だめ、も、げんかっ…い」
涙をボロボロ溢しながら、全身をビクビク痙攣させながら呻くエルザに、これはまずいと思う。
本当にこのままでは彼の物が壊死してしまう。
―――その時、
『うぎゃああああああああああ!!』
『な、何じゃ!?』
ザシュッ!!
ズガッ!!
ドライアド達が次々と倒れて行く。
(え……?)
ガッ!!
「!?」
スノーホワイトはまた何かの手によって上空へと浮かび上がった。
「スノーホワイト!!」
切羽詰ったエルザの声が遥か下方で聞こえる。
(な……!?)
首を捻って自分の襟首を掴み上げる者を見上げると、――…そこには、信じられない位大きな銀色の狼が居た。
自分を銜える狼のその大きな牙に、次々とドライアド達をなぎ倒して行くその凶悪な爪に快楽の余韻が一気に吹き飛んだ。
この大きさ、普通の狼ではない。
―――またしても魔性の一種だ。
「なんじゃこりゃああああああああああああああ!?」
思わず男時代の口調に戻って、俺は絶叫した。
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