『Shirayukihime to 7 Nin no Koibito』to iu 18 kin Otomege Heroin ni Tenseishiteshimatta Ore ga Zenryoku de Oujitachi kara Nigeru Hanashi chapter 13

折れないフラグ
4・って、いい加減終わりにしましょうお願いします
「スノーホワイトはどうやら私達二人を選べないようだ」
「そもそも選びたいと思ってないしな」
「どちらにせよ彼女に選んで貰うしかないね」
「いや、だから選びたくないんだけど」

 真顔で答えるがどうやら男達には俺の言葉を聞こえていないらしい。
 右の肩はやるせなさそうに息を吐く王子に掴まれ、左の肩は自信に満ち溢れた顔で嗤う眼鏡に掴まれる。

(ん…?)

 気がついた時には俺の脚は宙にプラプラと浮いていた。
 長身の二人の男に抱えられる様にして、――…向かう先はまたしてもベッドである。

―――おい、待て。

 自分の顔が青ざめて行くのを感じた。

(ま、まさか……?)

「前から思っていたけど、イルミはもう少し主人である私を立てるべきだ」
「それを言うのならアミー様はもう少し配下の者どもに施されるべきです」
「分の過ぎた施しは本人の為にならないと言うだろう」
「無報酬でこんな僻地まで付き合ってやっている臣下に良くそんな事が言えますね、あんた…」
「あはははは、それを言われると痛いなぁ」
「それに、こう言ってはなんですが私には男を立ててやる趣味はない」
「イルミは相変らず上手い事を言うなぁ。――…じゃあ私を勃たてる役目は姫シュガーにお願いしようかな?」

 眼鏡はともかく、王子様も意外にお下品!!

ぼすん!

 二人にスノーホワイのの体はそのままベッドの上へと下ろされた。
 アミール王子は俺にそのまま覆いかぶさって来ると、またいつかの様な触れるだけの甘いキスを始める。

「もしかして怯えているの?大丈夫だよ、怖い事なんて何もないから」

 青い顔で口を噤むスノーホワイトに、なにやら勘違いしたらしい抜け作は宥める様な優しいキスを繰り返す。

―――いや、怖いから。男に襲われてる時点で既に恐怖だから。

「いや、です……こわい…」
「安心して、優しくしてあげる」
「そう言う意味じゃ…、」

 アミール王子の後で舌打ちをしながら、上着のボタンを外して行くイルミナート。

「勃てるって、私はなにを…?」

 何をさせるつもりだろう。
 フェラか?フェラなのか?

 自然と顔が引き攣り、腰が引いた。
 淫蕩虫がついていた時はもう訳が判らず無我夢中で鬼畜宰相のモノをしゃぶっていたが、今のスノーホワイトの秘所にはあの虫はついてはいない。
 流石に正気のままで男のモノをしゃぶるのは、俺にはまだ不可能だ。怖い。ちんぽ怖い。ママン助けて。
 怯え腰になるスノーホワイトの腰を抱き寄せると、王子は甘く目を細めながら微笑んだ。

「私に素直に身を任せるだけでいい、さっきの様に」

 その言葉にとりあえずフェラではない事を安堵する。

 ここは乙女ゲーの世界だ。しかも18禁の恐ろしい乙女ゲーの世界だ。――…男二人のモノをダブルフェラでもするイベントでも発生したのかと、実は俺は怯えていた。

 両手にちんぽとか全く嬉しくないです。

「ぅ………んっ!」

 触れるだけのキスはいつしか快楽を貪る為の、深い物へと変わって行く。
 頭がクラクラしてきて、ろくな思考が働かなくなった辺りで王子はやっと解放してくれた。

「今から私達は姫シュガーにどちらがイイか選んで貰うだけだ。……きっと私が勝つから安心して?姫シュガーはただ、私の名前を呼び、私の事だけ感じてくれればそれで良い」

 どうでもいいが、俺の腰にまたこいつの硬くなった凶悪な武器が当たっている。

 布越しにグリグリと押し当てられる熱に「こんな綺麗な顔をしていてもやはり男は男で、例え王子様であっても、異世界であっても、乙女ゲームの中であっても世の男達のヤル事は大抵変わりがないのだ」と言う、あまり知りたくもなかった現実を事を知った。

 や、なんかこう、美少女はうんこしないみたいなイメージでさ?

 金髪碧眼で、こういういかにもって顔して白馬になんか乗って登場する王子様はさ。こういう風に勃起チンコをお下品に女に押し付けて擦りつけたりとか、一般人の俺達男がする様なこういう分かりやすい自己主張とかさ、雄のマーキング的な真似とかはしないイメージがあったのよ。

 でもやっぱり男は男なんだなと言う諦感とでも言うのだろうか…。

 乙女ゲーヒーロー仕様で色々チートだったりスペック高かったり、台詞は糖分含みまくってるけど、それでも男は男の本能には逆らえないんだろうな…。

 こんな美形王子男イケメンおうじキャラでもさ、前世の俺みたいに――…例えば、家で一人になったらこんにゃくオナニーしてみたり、冷蔵庫にちんこだけ突っ込んでみてひんやり感を味わってみたり、空になったトイレロールの芯にちんこ突っ込んで遊んでみたりすんのかなとか想像してみると……なんか萎えるわ…。

 前世の姉に言ったら「アミー様はそんな事しません!!」って殴られそうだけど…。

 と、俺は腰にぐいぐいちんこを押し当てられながら思った。 

 男の張ったズボンのテントの先が、何も下着をつけていないスノーホワイトの花芽に擦れて、またしてもこの敏感体質っ子の体は高ぶりはじめる。
 スノーホワイトの口から自然と漏れる甘い吐息と、勝手に浮いてしまった腰に気付き、渋い顔になる俺を見て王子はまた微笑んだ。

「もう私が欲しくなっちゃった?」
「ち、ちが…」
「本当に?」

 否定するとツツツ、と花溝をなぞられて、出来る事ならば一生知りたくもなかった何かが俺の背筋をゾクゾクと駆け上がる。

―――その時、

「勝手な事を言わないで下さい」

 上着を抜いたイルミナートがいつの間にかベッドの上に居た。
 スノーホワイトの足の甲に口付けるその眼鏡に俺は目を剥く。

 荒縄、淫蕩虫とずっと鬼畜続きできたせいだろう。俺は大層驚いた。

 そのまま男は王子とスノーホワイトに見せ付ける様に、彼女の足首を持ち上げると太股に舌を這わせる。

「んんっ」

 そのいやらしい舌の動きに、思わず声が漏れてしまった。
 イルミナートは太股の付け根まで舐め上げると、スノーホワイトの脚をベッドに落ろし、また彼女の足の甲に口付けをした。

 まるで下僕が主人にする様なキスに俺は呆然とする。

「彼女の体はもう私の物だ」

 そのままスノーホワイトの足の指をしゃぶりだすイルミナートの姿に、「あれ、あんた鬼畜だけの男じゃなかったんですか…?尽しちゃう夜もあるんですか…?」と、驚きのあまり声が出ない。

 ふとこちらを見上げる男と目が合った。

 そのレンズ越しの瞳の熱に、また俺の認めたくない何かがゾゾゾっと背筋を這い上がる。

「所有権云々の話をしてしまうと、彼女を破瓜した私にこそ彼女の所有権はあると思うのだけど」

 王子はイルミナートを見て「はあ」と溜息をつくと、まるで駄々っ子をあやす様な口調で肩を竦める。
 そしてスノーホワイトの秘唇にある色あざやかなとがりを指でツンツンと押しながら身を起こした。

「きゃぅっ」

 声を上げるスノーホワイトに彼は「後でね」と言いながらにっこりと微笑む。

(人の体で遊ぶな!エロ!)

 と思うのだが、そんな些細な刺激にも反応してしまう、スノーホワイトの体の悲しさよ…。

「しかしこの女の体はもう私から離れられない。――…そうでしょう、スノーホワイト」
「相変らずイルミは自信家だなぁ。女性は初めての男を一生忘れられないって話は聞いた事はないか?」
「それは男の都合の良い幻想です。初めての男よりも、自分により深い快楽を与えてくれた男の方が女は印象深いはずだ」
「私は自分がイルミよりも快楽を与えていないなんて一言も言っていないんだけど。ねえ、姫シュガー、シュガーも私の方が良かったでしょう?」
「そんな事ありませんよね、スノーホワイト」

 勝手な事を言いながら、男達はまるでバナナの皮を剥く様にスルスルとスノーホワイトの服を剝いで行く。

―――ちょっと待て。

 おかしい。
 これはどう考えてもおかしい。

 鬼畜宰相の麻縄プレイの後は、俺は絶倫ワンコ騎士の耐久性ノンストッププレイだと姉から聞いている。

 いや、それも恐怖と言っちゃ恐怖なのだが――、…俺は聞いていない。

―――鬼畜宰相とワンコ騎士の間に3pがあったなんて聞いていない。

 姉が言い忘れたのか、いや、俺が姉の話をちゃんと聞いていなかったからか。――…いや、恐らく後者か。

 中々リアルでこのゲームについて語れる人間がいないからだろう。
 前世の姉――アキは、暇さえあれば俺に『白雪姫と7人の恋人』について語る女だった。……今思うと、彼女は弟を腐男子として育成して自分の仲間にしたかったのだろうが、残念ながら俺は男には興味ない。
 美少女同士がイチャイチャする百合は大好物であったが、男には興味がないし、攻略キャラが男ばかりの乙女ゲーもBLは無理だった。
 まあ、それでも攻略キャラの顔が女の子の様に可愛らしかったり、顔がタイプの場合はBLも乙女ゲーも悪くはないかもしれないと思う瞬間もあるにはあったのだが、――…それでもやはり、それは男視点で”犯れるか犯れないか”の話なのだ。

 自分が”犯される”話ではない。

 しかしあの(耳が腐りそうな)姉のオタトークを真剣に聞いていなかった事を来世で後悔する事になるとは思いもしなかった。

 俺は今、何をすればいいのだろうか?

 恐らくフラグを折ればいいのだ。

(でも、どうやって…?)

 もう、既に3pイベントの様な物は始まっている。

「可愛い、可愛いよ私の姫シュガー」
「スノーホワイト、貴女はここが良いのでしょう?」

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Siti Dara

Hi. I’m Designer of Blog Magic. I’m CEO/Founder of ThemeXpose. I’m Creative Art Director, Web Designer, UI/UX Designer, Interaction Designer, Industrial Designer, Web Developer, Business Enthusiast, StartUp Enthusiast, Speaker, Writer and Photographer. Inspired to make things looks better.

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