『Shirayukihime to 7 Nin no Koibito』to iu 18 kin Otomege Heroin ni Tenseishiteshimatta Ore ga Zenryoku de Oujitachi kara Nigeru Hanashi chapter 29

2・イラマチオ、鬼畜ショタのご褒美?違う
 外では山鳩がデーデーポッポと鳴いていた。
 何とはなしに俺とエルヴァミトーレの目線は鳩の鳴き声のする、窓の外へと向けられる。

 夏が終れば秋が来て、秋が終れば冬が来る。

 スノーホワイトの母国、リンゲイン独立共和国は小国だ。
 国土も資源も財源もお隣のリゲルブルクの四分の一程度で、国も民もお世辞にも豊かとは言えない。
 そんなお国柄、民達の間では冬越えは毎年命懸けだ。
 ただでさえこの辺りの地方は厳冬で有名で、毎年一定数の死傷者が出る。
 子供や老人、体の弱い者や病める者、そして貧しい者から順に死んで行く。

―――その法則は、もちろん、こんな不便な森の中で暮らしている国外追放者達にも適応される。

 誰かが病に倒れた時にすぐ近くに医者がおらず、食料や薪が尽きた時、毛布のが足りなくなった時、すぐに買い足しに行けないと言う環境で迎える冬は厳しく、限りなく死に近い。

「アミー様は冬までには弟のエミリオ王子が迎えに来ると申しておりましたが……エルヴァもそう思いますか?」
「来るだろうね」

 即答するエルヴァミトーレにやや驚きながら聞き返す。

「野心家で有名な、あのエミリオ王子が?」
「うん」

 エルヴァミトーレは王子の言を信じているのだろう。
 だからこそ冬に向けて保存食を作り貯めしようとしない。
 迎えが来ないのなら、もういい加減冬に向けて保存食作りを始めなければならない時期に突入している。
 春の芽生えと共に、次の冬越えの準備をするのはこの近隣諸国での常識だ。
 春には春しか出来ない、夏には夏しか出来ない、秋には秋しか出来ない冬越えの備えがある。薪だって備えがあればある程良い。

 保存食や薪の在庫が尽きれば、冬になった時にこの家の住人らは詰むのだ。

 この中世の世界では、冬季の保存食と薪がない事は単純に死を意味する。

 そりゃリゲルブルクの様な大国で城勤めをしていた様な人間は、そんな事をせずとも生きて来れたのだろうが今は違う。
 街へ行けば食料も売ってはいるが、冬になると食料の価格は夏の2倍から5倍まで高騰する。
 冬になると生鮮食料は南国からの輸入を頼る事になるので、どうあっても値段は高騰するのだ。
 高騰するのは何も食料だけではない。防寒具や薪なども例外ではない。
 特に真冬が来て、凍結やら積雪やらの対処が追いつかなくなり、蒸気機関車が止まって国が陸の孤島となる時期は何もかもが高くなる。
 よって厳冬地方に生きる民達は、春から秋にかけて保存食を大量に作って溜め込むのが一般的だ。だからこそ男達は魔獣が出る危険な森にだって出向いて狩りもするし、女子供だって森に薪を拾い集めに行く。
 使用人にやらせれば全てが事足りる一部の金持ちや王侯貴族などの特権階級者達となればまた話は別だが、一般人は生きるのに日々命懸けだ。
 長い間、城の下女扱いされて生きて来たスノーホワイトはその厳しさを良く知っていた。
 民間ではどの家にも地下倉庫があるのが一般的で、どれだけ長期間分の保存食を溜め込めるかで嫁の器量が問われたりもするらしい。
 この世界では飢饉や疫病の発生もざらだ。
 リンゲインの様な貧しい小国では、被災時に国が助けてくれる事の方が珍しい。
 となると、国を信頼していない民達が率先して自衛手段を講じるのは至極当然の流れなのかもしれない。

「そうか、そう言えば君はリンゲインのお姫様だったね」

 不信な色を隠さずに言うスノーホワイトに、彼は苦笑する。

「いつの間にかずっと昔から一緒にいたみたいに馴染んでいたからすっかり忘れていたよ。身分の差も感じさせないし、……君は本当に不思議な子だ」

 やはりとは言っても何だが、エルヴァミトーレは祖国に忠誠を誓った人間なのだろう。
 母国の王族の事を聞きだそうとする隣国の姫であるスノーホワイトの真意を問い正す様に、ガラス玉の様に透き通った翡翠の瞳でジッと見つめられた。
 しかし別にやましい事など何一つない俺は、表情一つ変える事なく続ける。

「エルヴァは実際エミリオ様にもお会いした事があるのでしょう?あなたから見て、エミリオ王子とはどの様な人物ですか?」

 本来ならば隣国の王子である彼の顔を知っていてもおかしくないのだが、長い期間王女扱いされて来なかったスノーホワイトは、王族が出席しなければならない催し物にもほぼ顔を出した事がなかった。
 アミール王子を除き、隣国との王族との接点は皆無に等しい。

 冬までこの小屋に滞在するつもりはないが、最悪のケースも考えられる。

 そうなった時に、自分の命綱を握っているそのエミリオ王子とやらに俺が興味を持つのは当然だった。
 しかし当の兄に聞いてみた所、兄馬鹿補正がかかってろくな話が聞き出せない。イルミナートに聞けば教えてやっても良いが体で払えと言われるのは目に見えている。ワンコはしょせんワンコなので言葉が通じない。……とまでは言わないが、すぐに犬の様にじゃれてくるヒルデベルトから情報を聞きだすのは、意外に骨が折れる。

 そう言う訳で今回、まだまともそうなエルヴァミトーレに彼の話を聞いてみたのだ。

「エミリオ様は……そうだな、なんて言うんだろう」

 彼は俺に含む物がないと思ったのか、はたまた話しても問題ない事だけ話そうと決めたのかは分からないが、彼は首を捻りながら「うーん」と呻く。

「野心家と言えば野心家なんだけど、……あの人は単にお兄さんに構って貰いたいだけなんじゃないかな」
「そう、なんですか?」
「ベルナデット様、――…あのお二方の母君はエミリオ様を産んですぐに亡くなられている。陛下はその後すぐに新しい妃を迎え入れ、すぐに下のご兄弟にも恵まれたが、……彼の中で本当の兄弟はアミール王子だけなんだろうね。今回の件で袂を分かつまで、とても仲睦まじいご兄弟だったよ」

 あの王子様の母親ももうこの世に存在しない事に少々驚きながら、相槌を打った。
 なんとなくだか、あの王子様は両親に深い愛情を注がれながら大きくなった様な気がしていたので意外だった。 

「ああ見えてアミール王子はかなりの傑物なんだ。アミー様を一番近くで見て来たエミリオ様本人が、それを一番良く理解している。だからこそ王位を奪おうとか、……そこまでは考えてないと思う」

 シャカシャカとボウルの中のクリームを掻き混ぜながら、彼は憂鬱そうに溜息をついた。

「では何故、今あなた方はエミリオ様に王城を追いやられたのですか?」
「うーん、それがまた色々込み合った事情があってね。……君の国でもそうだろうけど、どこの国にもどこの家にも色々問題はあるんだよ」

 切なそうに笑うエルヴァミトーレのその言葉には、暗に自分の家の事も含まれている様に思えた。

「……エルヴァもイルミ様に認められたい?」

 彼は苦笑した後、虚空を見上げる。

「認められたい……難しいな。あの人の言う様に、僕がヴィスカルディ伯爵の妾腹である事は確かだから。貧しいながらも必死に勉学に勤しみ、士官学校に入り、文官になったのは……母さんに楽をさせてあげたかったと言うのが理由としては一番大きい。でも母さんをゴミの様に捨てた伯爵や、僕の存在すら認めようとしないあの人達に、1度でも良いからギャフンと言わせてやりたいと言う気持ちも確かにあったんだ。そう言った意味で、彼等に何らかの形で僕の存在を認めさせてやりたかったと言うのは……やっぱりあるのかもしれないねぇ」

 いつもの売り言葉に買い言葉と言った流れだったらしいが、イルミナートを見返してやろうとここを飛び出して森の主を討とうとしていた位だし、まあ、この兄弟間にも色々あるのだろう。
 同性の兄弟は今世も前世もいない俺には良く分からないが、意外に男同士の兄弟もまた何かと面倒くさいのかもしれない。
 異性の前世姉(アキ)ですら面倒だった。……向こうも同じ事を言ってそうだが。

「エルヴァのお母様は今はどうなさっているのですか?」
「母さんなら去年死んだよ。僕が国試に通ったと聞いた後、笑顔でそっと息を引取った」

 うわ、シリアスだ…。

 寂しそうに微笑むエルヴァミトーレに俺は頭を下げた。

「……すみません、ヘンな事を聞いて」
「ううん、別に隠していないし」

(…………気まずい。)

 空気を変えようと俺は勢い良く腕まくりする。

「私は何を手伝えばよいですか?」
「そうだね、じゃあちょっと味見してくれない?」
「はい、分かりました!」

 しかしパイ作りはもうほとんど完成してしまったらしい。
 あとは焼けたパイを冷まして、クリームやらジャムやらを挟めば良いと言う所まで来ている。

「今朝、森の鶏に貰った新鮮卵のアングレーズソースなんだけど、どうかな?」

 ゴムベラに付いたクリームを人差し指で掬い、エルヴァミトーレはそれをスノーホワイトの口元まで運ぶ。
 一瞬躊躇った後、俺はそのまま彼の指に舌を伸ばした。

「美味しい?」
「ええ、とっても」

 アングレーズソースとはいわゆるカスタードクリームの様な物だ。
 小麦粉が入っていないので、カスタードクリームよりはとろみが少ない。
 恐らくこのソースをパイの上に垂らすのだろう。

(美味いけど……なんかエッチだな)

 差し出された指をペロペロ舐めながら、何だか卑猥だと思った。

グイッ!

「――――っ!?」

 そのまま口腔内に押し込まれた指に、思わず目を見開く。 
 口内に侵入した指はスノーホワイトの舌を撫で、上顎を、歯茎をなぞり、口腔内をどんどん蹂躙して行く。

「んっ…んんんんっ!!」

 いつの間にか指の動きは、情事を彷彿させる抽挿になっていた。

 まるで口の中を犯されているみたいだ。

「エル、ヴァ……?」

 いきなり何をするんだと抗議の意を込めた目線を向けると彼は笑っていた。
 しかしその翡翠の瞳は笑っていない。瞳の奥で、メラメラと炎の様な物が燃えている。

「ねえ、スノーホワイト。――話を戻すけど、満足してないのは僕もなんだよね」
「は、はぁ…?」

 エルヴァミトーレは妖しい微笑を口元に湛えながら、スノーホワイトの口内から引き抜いた自身の指をぺロリと舐めて、ボウルをテーブルの上に置いた。

ガチャ、

「乳首、勃ってる」
「え、エルヴァ…?」

 背後に回ったエルヴァミトーレに、後から乳房を鷲掴みされ俺は思わず息を飲む。

「気付いてなかった? さっきキッチンに入って来た時からずっと勃ってたよ? ……アミー様に触られて、感じちゃった?」
「あっ……ちが、」

 身を捩りながら反論するが、彼の手はブラウスを捲ると、素肌を撫でながら胸の頂きまで簡単に到達してしまった。
 今スノーホワイトがつけているブラジャーは、あのスケベ二人が俺をベッドに首輪で繋いだあの時街に行って買って来た物で、乳房の保護と言う従来の役目を完全に放棄しているエロエロしい代物だった。
 乳輪の色が透けるくらい薄い素材の白いレースのブラジャーは、乳首が勃てばすぐに服の上からでもすぐに分かってしまう。
 エルヴァミトーレの指がレースの上から透けた乳輪の形をなぞる。

「んっ……」

 触れるか触れないかと言うギリギリの強さで胸の飾りにそっと触れられて、焦らされていると、そのもどかしさからじんわりと全身に熱が伝わって行く。

「や…だ……エル、それ、いや…」
「ならどこなら良いの? ここ?」

 クスクス笑いながら胸の突起をレースの上から押し潰してはつままれて、転がされてはなぶられて。そんな事をされていると、次第に制止の言葉は意味をなさない上擦った声へと変わって行った。
 いつの間にか外されたブラジャーの下で、エルヴァミトーレの手はよからぬ動きを続けていた。
 スノーホワイトの小ぶりの胸をすっぽりと包み込んだ手の平は、その張りのある乳房を持ち上げる様に下から上へ、左右から寄て上げてる様にして、外側から内側へ、内側から外側へと、その柔かな感触を楽しむ様にブラウスの中で暴れている。
 気が付いた時には、スノーホワイトの腰は揺れていた。
 その事を察したらしいエルヴァミトーレはくすりと笑うと、スノーホワイトの下肢に手を伸ばす。

「義兄さんに触られて、またここに欲しくなっちゃった?」
「なに、言って…」

 あの二人に悪戯されてスノーホワイトが感じていた事に、彼は気付いていたらしい。
 咎める様な口調でそう言いながら、スカートの中に侵入した手はじっとりと熱を持ち始めた割れ目を上からなぞる。
 ブラジャーと同じ素材の、陰部の保護と言う役目をろくに果たしていない布地は頼りなく、簡単に男の手の侵入を許してしまう。

「だめ、よ…」
「濡れてる。……もう、本当に酷いなぁ、あの人達。いつも僕に家事やらせておいて、自分達はスノーホワイトにこんなばかりして遊んでるんだから」
「エル…!ぬけがけ、しないって……!」
「いつだって抜け駆けしてるのはあの人達でしょう? さっきだって、王子と義兄さんは君の中で2回も果てたじゃないか。ヒルデベルトは1回だったけど、あいつは抜かずに3連発くらいやってたよね? なのに僕は君の口で1回愛して貰っただけ。こんなの絶対不公平だ」

(やっぱり数えてたか…。)

 5人でやると言うのは限界がある。
 スノーホワイトの体がいくら開発されているとは言え、流石に4人分の陰茎を同時に受け入れる穴は持ち合わせていない。
 口で奉仕しながら下の2つの穴で男を受け入れるとして、やはりどうあっても4pが限界なのだ。
 棒は必然的に1本余り、余った棒の持ち主は待機する事になる。……とは言っても大人しく正座をして待っている様な性格の男はこの家にはいない。
 待機中も待機メンバーはスノーホワイトの乳を揉みしだいたり、耳朶を甘噛みしたり、スノーホワイトの手を取って自身の陰茎をしごかせたりするのが常だ。

(これで7人になったら、俺どうなんの…? 今でも色々厳しいんですけど、これに3人男が増えたら俺、確実に死ぬだろ…。)

 どんどん増えて行く恋人達に、俺は一抹の恐怖を覚えていた。

 スノーホワイトと致す順番やら使う穴やらはコインで決める事が多いのだが、そう言われてみればさっき5人でやった時のエルヴァミトーレは口で1回抜いてやっただけだった。

 まあ、不満に思う気持ちは分からなくもない。

「酷いな。君を喜ばせようと僕がパイを焼いている間に、またここを義兄さんに許したの?」
「んっ……は、ぁ…」
「ねえ、いいでしょ?」

 エルヴァミトーレの目はいつかの様に、赤頭巾ちゃんの様な可愛らしい美少女フェイスにミスマッチな、いや、ある意味大変マッチしているとも言える狼さんの目になっている。

―――今、この家にはスノーホワイトとエルヴァミトーレ2人しかいない。

(まずい…)

 エルヴァミトーレの回数が少ないのは、彼が家事をしていて途中参加だったからなのだ。
 悪いなぁとは思うが、それとこれとは別だと言う気持ちもある。
 俺はこいつらを平等に愛すべく召還させられた聖女でもないし、はっきり言ってしまうとここ連日のセックス疲労が凄い。

「で、でも…」
「何なら今度またスカート履いてあげるから」

・・・・・・・。

「分かりました」

―――それなら話は別だ。

 自ら服を脱ぎだすスノーホワイトに彼はプッと吹き出した。

「そんなに僕の女装姿が気に入ったの?」
「だって、……凄い可愛かったから」

 まさか百合プレイがしたい、フタナリ男の()大好きとは言い難い。

 真っ赤になりながらそう嘯くと、彼は鈴の音を転がした様な声でコロコロ笑いながら椅子の上に腰を下ろした。

「だから僕よりも君の方が可愛いって言ってるのに」

 手招きされるまま椅子の前に膝をつくと、エルヴァミトーレはズボンの前をはだけさせ、既に屹立している物にアングレーズソースを垂らす。

「ねえ、もっとちゃんと味見してくれる?……僕のお手伝いをしてくれるんでしょう?」

 エルヴァミトーレは浅く椅子の上に腰掛けると、大きく脚を開きながら椅子の上に片膝を立てて、立たせた膝の上で頬杖をついてこちらを見下ろした。
 その不遜なる態度は、普段の大人しくて控えめな少年から受ける印象とは間逆の物で、改めてドSの血を感じた。
 色々と思う所はあるのだが、エルにゃんの男の()プレイには変えられない。

―――元百合厨が女に、しかも美少女に転生したのだ。百合らなければ嘘だろう。

 俺は即座に跪き、彼の足の間に顔を埋めた。

「どう? お砂糖、もっと入れた方が良いと思う?」
「んんっ……ぅ……このくらいが、すき、かも…」

 ピチャピチャとキッチンに卑猥な音が響く。
 熱いものの幹を伝うアングレーズソースが彼のズボンに零れ落ちない様に必死に舌を動かしていると、クリーム色のソースを押上げる様にして彼の物の先端からぷっくりと透明な液体が浮かび上がる。

「そう。とろみは? 卵はこの位でいいかな?」
「うん、……とってもとろとろしてて、濃厚で、おいし…い…」

 取れたて卵のなめらかソースと交じり合ったそれを舌で絡め取りながらそう言うと、エルヴァミトーレは満足そうに微笑んだ。

「味見ありがとう。――…そろそろ喉が渇いたでしょ?もっと濃厚なミルクでブレイクタイムと行こうか」

 おい、文官。お前何言ってやがる。
 可愛い顔してる癖にシモネタ好きだな、お前も。

「ほら、もっと奥に咥えて?」
「ん……んんっ」

 頭を両手で抑えつけられて、またしても喉奥に咥えさせられる。
 エルヴァミトーレはイルミナートが不在であるとグンと鬼畜度がアップする事に最近気付いた。
 この子に至っては、義理の兄と言う鬼畜ストッパーがいてくれた方が俺として楽なのかもしれない。
 いや、あっちの眼鏡も眼鏡で強烈なので、どっちもどっちと言う説もあるのだが…。

(おかしい……なんでだ…?)

 最近、興奮している雄の匂いを嗅いだだけで、荒くなった男の息遣いを肌で感じるだけでスノーホワイトの体は感じてしまう様になって来てしまった。
 今だってエルヴァミトーレの感じている様子に、どんどん高まりを覚えて行く。
 疼く秘所に、甘やかに秘めたものに恥じらいもなく手を伸ばしたくなるが必死にその衝動を堪える。

(下にも…欲しい…)

 複数の男に同時に愛される事に慣れてしまったこの体は、1対1で愛し合うと言う極普通の行為に物足りなさを感じてしまう様になったのかと思うと寒気がした。

「舐めてるだけでもう欲しくなっちゃった?」
「ん、んんっ」
「駄目だよ、そっちは僕の事を満足させてくれたらシテあげるから。もうちょっと頑張ろう、ね?」

 優しい言葉と口調とは裏腹に、やっている事は鬼畜であった。
 喉奥を抽挿するエルヴァミトーレの物の動きが一層激しくなった、まさにその時の事だった。

「たっだいまー!イチゴたくさん採れたよー!!」

 ワンコ騎士ことヒルデベルトの間の能天気な声に、俺達の動きはぴたりと止まる。
 エルヴァミトーレは大きく溜息を付くと、弾む様な足取りでキッチンに近付いてくる足音の方を険しい目付きで睨みつけた。
おかしい。手直ししたら8000文字に増えてる…まだ前戯の段階なのに…。
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Siti Dara

Hi. I’m Designer of Blog Magic. I’m CEO/Founder of ThemeXpose. I’m Creative Art Director, Web Designer, UI/UX Designer, Interaction Designer, Industrial Designer, Web Developer, Business Enthusiast, StartUp Enthusiast, Speaker, Writer and Photographer. Inspired to make things looks better.

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