折れないフラグ
6・夢にまで見た2穴攻めだが相手がまた男(略
イルミナートは王子と楽しそうに笑い合った後、こちらを見下ろしながら晴れやかな笑顔のままで言う。
「スノーホワイトも良かったですね」
「何が良いんだ!!」
「自分では自分の様子は良く分からないでしょう?」
「分かりたくもない!!」
思わず素で叫んで返すが――、
にゅちっ、
「っあ!」
そんな反抗的な態度を嗜める様に、また男の肉で肉芽を擦られて声が上がった。
その後もイルミナートは焦らすばかりで、中々その熱杭の上にスノーホワイトの体を下ろして、その熱い熱を埋め込んではくれなかった。
太股を持ち上げたまま、熱いものの先端でもてあそぶ様に花びらを掻き乱し、自分の物を蜜で濡らされた仕返しとばかりに自身の先端から浮かび上がった悦びのほとばしりをスノーホワイトに擦り付け、腫れあがった花芽をからかう様につついて遊ぶだけで、中々秘裂の中に挿れてはくれない。
秘所から溢れた蜜と男の物で滑りがよくなった熱い物でにゅるにゅるやられていると、スノーホワイトの呼吸は乱れ、たまに漏れるだけだった嬌声も次第に止まらない物となって行く。
「姫シュガーの下のお口は正直でとっても可愛いね、もう我慢出来ないってさっきからパクパク言ってるよ」
「ふぁ、あぁ、」
そしてそんな痴態をアミール王子に間近で見つめられ、笑顔で実況中継をされ続けた。
なんたる拷問。なんたる辱めだろうか。――…と思うのだが。人に見られると言うのは案外興奮するものらしく、自分の恥ずかしい場所や恥ずかしい体の反応を見られ、そしてそれをいやらしい言葉で辱める様に告げられるとますます体の熱は更に高まって行った。
―――ありえない。
昨日から何度もそう思ったが、ありえない。
ありえない事に、俺は男との3pで感じまくっていた。
「ひぁっ」
秘裂を擦って遊んでいた先端が、蜜をいっぱいに溢れさせている部分に当てがわれた瞬間、喉が引き攣り、期待で体が震える。
しかしイルミナートは赤黒い物の先端のほんの先っぽだけを挿れただけで、すぐに抜いてしまった。
「ふぇ……?」
にゅち……にゅぷん、
最初は間違って挿れてしまったのかと思ったがそうではなかった。
男はわざとらしく先っぽだけ挿れては抜いて、挿れては抜いてを繰り返し始めた。
「み、なーと、様……っ!?」
チロチロと燠火がくすぶられた奥がむず痒く、思わず恨みがましい声が上がる。
「どうしたのですかスノーホワイト、言って貰わなければ分かりませんよ」
「うううううっ」
(こ、こいつ……!!)
「るみ、さま、……っやだ、やぁ、や、ぁ、んんっ!」
「はいはい、どうなされたのですか?」
「うっ、うう…」
しばらくそのまま焦らされて、焦らされて、焦らされて。――…俺はすぐに墜ちた。
「いっ、い、いるみ、なーとっ……さまぁ」
「どうしたのですか、スノーホワイト」
「いっ、いれて、いれてくださいっ」
腰をくねらせ自分を求めるスノーホワイトの様子に鬼畜宰相は優越感に満ちた瞳で笑い、スノーホワイトの痴態を楽しげに見守っていた王子に得意げな顔で言い放つ。
「ほら、見てください王子。スノーホワイトはこんなに私を欲している」
「え?あ、ああ……いや、でも私が同じ事をしても彼女は同じ反応みせると思うけど」
それは紛れもない事実であった。
(抜け作の癖に、……畜生。)
この体の秘密――…敏感すぎるスノーホワイトの体質を、この王子にも当然の如く把握されていて、それが何だか無性に悔しかった。
スノーホワイトはスノーホワイトだが、紛れもなく今の俺でもあるのだ。
きょとんとするだけの王子の反応にイルミナートはつまらなそうな顔をすると、またスノーホワイトの中に自身の先端を埋め込んだ。
「どうされたいのですか?」
「おく!おくまで、挿れてくださいっ!!」
「仕方ないですねぇ、本当に欲しがりなお姫様だ」
やれやれ、と言いながら脈動する雄で一気に奥まで貫かれる。
「あっあああああああっ!!」
ずっと求めていた物を、深く、奥まで挿れられて。耐え切れずに胱惚の声を漏らしてしまう。満たされて行く充足感に涙がボロボロ止まらない。
―――しかし、
イルミナートはそのまま腰を動かす事はせずにスノーホワイトの脚を改めて大きく広げてベッドの上に座り直した。
一度達したスノーホワイトの痴態を「良かったねぇ、姫シュガー」とニコニコと眺めていた王子に、男はこう言い放った。
「さあどうぞ、毒見はすみましたよ。王子、召し上がってください」
「なっ!?」
「あれ、もういいの?」
「ええ、彼女は男を咥え込んだ状態のまま、陰核を愛されるのがお好みの様なので」
「ちょっと!?」
「――では、遠慮なく」
王子と目が合った。
「イルミのだけじゃ駄目だよ。私の愛も受け取って、姫シュガー?」
「な……!」
アミール王子はにっこりと微笑むと、イルミナートの後ろから羽交い絞めにされたまま熱杭を埋め込まれたスノーホワイトの陰部に顔を埋めた。
「まずはたくさんキスしてあげる」
「や、やめ!………い、ひぁっ!」
チュッチュとわざとらしい音を立てながら一番敏感な部分に口付けられて。
中ではみっちりと埋め込まれた男の肉に、子宮口をぐいぐい圧迫されて。
同時に後ろからやわやわと胸を揉まれながら耳朶を甘噛みされて。
(なにこれ、気持ち良すぎる…。)
―――どうしよう、半端なく気持ちイイ。……つか、3p、至れり尽くせりで意外に悪くない。
(これならあと、1人2人増えても悪くないかも……?)
―――って、おい。
待て待て待てよ、待てったら。
俺今何考えた?ないだろ。ないないないない、絶対にありえない!!
男とのセックスどころか、男との複数プレイにまでそんな淡い期待を感じ始めた自分に俺は身震いした。
慣れとは恐ろしい物だ。
いや、もっと恐ろしいのはこの乙女ゲームの世界なのだが。
「や、んんっ、ひぁ、っ、んぁ、あ!」
「ふふふ、私の方が良いでしょうシュガー」
「いいえ、スノーホワイトは私に動いて欲しい様だ」
高ぶる体の熱も、甘い悲鳴も、もう止まらない。
(い、イかせて……!!)
きっと王子が花芽を軽くしか刺激しないのも、イルミナートが埋め込んだ熱杭を動かそうとしないのも、自分の名を呼んでスノーホワイトに欲しがらせたいからだろう。
―――どうする……!?
考えたが体は正直だった。
「イキ…た、い……っ!」
俺が漏らした言葉に男二人は「ん?」「誰に、どうされたいのですか?」とわざとらしい顔で言う。
「このままじゃ、いや……、二人とも、ちゃんと、うごいて、イかせて、くださ…っい!!」
涙ながらのスノーホワイトの訴えに男達は顔を見合わせる。
「そんな我が侭を言って。ちゃんとどちらか選んで戴かないと」
「イルミは冷たいねぇ、でも私はそうじゃないから」
ニッコリ笑う王子が救世主に見えた。
そう言ってアミール王子は、先日まで童貞だったとは思えない舌技を披露していた場所を指で摘む。
「きゃあ……!?」
「私はイルミと違って優しいから。ちゃんとイかせてあげるね?」
口調こそ優しいがこの男も自分の名前を呼ばないスノーホワイトに腹を立てているのか、それともイルミナートの物で感じている彼女に苛立っているのか、その指の動きは二人でしていた時よりもいささか荒っぽい。
―――しかし、こう言っては何だが。……スノーホワイトの体はスノーホワイトの体でしかなかった。
「やぁ…やっん!ふぁ、あ、あぅ、う、ッひぁ」
いつもより優しさの足りない愛撫でも、そんな事は関係なしにすぐに達してしまう。
そんな彼女の中の収縮に合わせて、イルミナートも埋め込んでいる熱を仕方なしに動き出す。
「ほら、私の方が良いでしょう?」
「あぁ、はっ、う、んっ、……あ、っぁああ!」
絶頂を迎えても止まらない指の動きに、内部で激しく動き出す男の肉。
「……王子?」
「何?」
「無粋な真似をして」
「私はお前と違って紳士だからね、女性の辛そうな顔を見るのは忍びない」
「良く言います」
こんな事を言い合いながらもイルミナートはスノーホワイトの柔壁を抉り続け、王子は王子で先ほど達した花芽を弄り続けていた。
男達の戦いはスノーホワイトが何度達しても終わる事はなかった。
「姫シュガー、次は私の事を愛してね?」
「スノーホワイト、ここも物足りないでしょう?」
次は前に王子の熱を埋め込まれ、淫蕩虫により開発された後にはイルミナートの熱を埋め込まれ。
「や、もう、やだ……っ!!」
「やめないよ、あなたがどちらが良いか選んでくれるまで」
セックスで悦過ぎて女が失神すると言うのは、乙女ゲームで良くある事なのだろうか?
俺が前世で見ていたAVやエロ漫画ではあまりなかった様な気がする。
そんな事を考えながら、俺はまたしても意識を手放した。
次話、ワンコ騎士。
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